「私を見て」
そう言われているような気がして、彼女から目が離せなくなった。
ちょこっとベリーダンスをやっている私は、ほかの方のベリーダンスを見るのも好きです。
その中のダンサーさんで、まったく目が離せなくなり、気づいたら大ファンになってしまった方がいます。
海外の方です。
非常に美しい!というのもあるし、ダンスがキレッキレ、ものすごくお上手!というのもあります。
でもダンスで言ったら他の方々にもやはり上手さ、技術、魅力はもちろんあります。
なのに彼女にしか目が行かないんですよね。
どうしてかな?と思い、他の方々と見比べて気づきました。
彼女、客席からまったく目を逸らさないんです。客席の、それこそお客様をずっと見つめている。
すごい目の力があるんですよ。
もちろん、ベリーダンスってアラビアンなメイクなので、かなり目力を強くするのもあるのですが、それでも特別。
「私を見て」っていうのを感じる。
必死さでもないし、目立ちたいとかでもない。
でも「私を見て」って。
うまくニュアンスが伝えられないけど。
目をそらさないし、そらさせない。ごまかさない。
そんな強さがある。
目は心の鏡、窓と言われています。
その人の心を表すとして、例えば集中力が極めて高くなると白目が青白くなることがあります。
また、好きな人を見ると「瞳孔」つまり瞳は大きく広がり、黒目がちになってまさしくブラックホールのように、見つめている人を深く強く惹きつけます。
(これに関しては、薄暗い場所でも光を集めるため瞳孔は広がりますので、好きな人限定ではないのですが)
最近はコンタクトで目の淵や黒目を大きく見せることが出来るので、ちょっとかわいく見せることも出来てしまいますね。
でも今回は裸眼で話していきます。
好きな人に限らず、好ましいもの、友人、家族、ペットや動物好きなら動物など、広い意味で「好きなもの」を見るとまぶたは自然と持ち上がり、目はぱっと大きくなります。
その光景をもっと心に入れたいからです。
反対に嫌いなものを見ると、情報を入れたくないので眉間にしわが寄り薄目になります。そうすると筋肉が硬くなるので、リラックスしたい場合好きなものを想像すると目が和らぎますよ。
ちょっと脱線しましたが、要するに目は本当に嘘がつけない場所なんですよね。
追記です。
好きなものを見たり、嬉しい、という感情の時に目を細めて笑うことがありますよね。目を細めたからといって、必ず不快であるわけではありません。もしかしたら誤解を招く書き方だったかなあと反省しております。
気分が良い時は眉や目元がきれいなアーチ状になります。余計な緊張はしていないので、こういう時疲れ目にはなりにくいです。
色っぽさを演出するなら。
無理に流し目とかする必要はありません。目元を柔らかく、と意識し、じっと見つめるのです。
「私を見て」と。目立ちたいから、モテたいから、ではなく、シンプルにシンプルに「私を見て」。
さらに、出会いの場で好印象を持たせたいならやはり見つめてみる。
マスクをしていても、例えば初対面で距離が近くならざるをえなくても、相手の目を見る。
これすっごい可愛いんですよ。しかも嬉しい。
一目ぼれすると相手のことを無意識的に5~7秒見つめてしまうもののようです。
更に見つめられている側も、目が離せなくなってしまいます。
「この人、見つめてきてる?」
「僕に興味がある?」
「なんかどきどきしてきた……」とね!
けっこう昔の映画のワンシーンで、これは良い例だなと思ったのでご紹介。
”レストランの向いの席に座った全く見知らぬ男女、お互いに目が合う。
連れとはあまり話が弾まず、男性の方は友人が先に帰る。
女性は男性を見つめ、にっこり笑うと『あなたとのお食事、楽しかったわ』と一言。
これがきっかけで二人は恋人に”
正しく目線がきっかけの始まり。
もちろん、長く見られると怖い、という方もいるので、あんまりじっと見過ぎてもいけないのですが、それでもなるべく目を見る。
目が合った瞬間に逸らしてしまっても、またちょっと見てみるのもちょっとしたアピール。
挨拶の時や時々目が合いそうな瞬間には目を見てみることです。
目が合う回数が多いほど効果的です。
「偶然?」
「いや、やっぱり目が合った?」
「目が合うのはこっちも見てるからか(笑)」
「逸らされてもまた目が合うなら、ちょっと良いなと思ってくれてるのかな?」
と、印象には残せるはずです。
注意することがあるとすれば、睨む形にならないようにしましょう。
凝っているなら温めたりしてほぐすように。
また、普段から笑顔の練習をしておけば、目元も柔らかくなるはず。
逸らすときも余韻を残すように、ゆっくり顔ごと逸らしてみましょう。真下より斜め下の方が耳や首筋が目立つので良いかな。恥じらいが良い感じに出ます。
でも逸らしたままだと「嫌われたかも」と思わせてしまうので、出来ればまた目を見ましょう。笑顔もプラスで!
また、肝臓が疲れていると目にも来ます。ご自覚があるなら飲酒を控え、ゴマ油で調理するなどしてみましょう。緑黄色野菜も目に良いです。
そのダンサーさんも、ダンスが終わると素直な笑みを浮かべて挨拶して帰られました。
ああいう素の表情がふわっと出ると、「色っぽいだけじゃない、可愛い人」という魅力の奥深さにつながります。
もちろん、目線だけでどこまでの好意を伝え、また色っぽいと思わせられるのかは未知数です。
でも、あなたという人の、なんらかの印象を無言で伝えられる、最高のアピールです。目を見るのは確かに怖い時もありますが、何もしないよりは充実感を得られるはず。
ぜひやってみて下さい。
今回もここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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