敏感肌です。
肌の状態は非常に不安定で、外部からの刺激にも弱く、肌のバリア機能も低下して赤み、かぶれ、水疱などの皮膚病が起きやすくなっています。
皮膚病などのためにめくれた皮膚の代わりに、まだ弱い胎児のような状態の肌が表面に出てしまいます。
結果さらに刺激に弱くなり、その都度弱い肌が前に出て……の悪循環が起きます。
体を守るため、お肌の生まれ変わりの速度が異常なため、それによりまたかゆみが発生することも。
基本的にお肌が弱い、という方の場合、お肌の角層にある水分、油分を適切に保つための細胞間脂質が不足しています。
これはセラミドと呼ばれ、いうなれば、セラミドは薄いクレープ生地のような役割を果たしています。
そして水分、油分がそれぞれクリーム。
これが丁寧に整ったスイーツがミルクレープですね。
お肌はミルクレープのようなもので、これが整っていれば美肌となります。
しかし敏感肌の場合、そのセラミドが不足しているのです。
クレープ生地のぼろぼろなミルクレープはどうなっているでしょうか。
クリームは流れだし、形を保てなくなりますよね。
そういった状態に、お肌がなってしまっているということなのです。
クレープ生地のないクリームにはあらゆる外部からの刺激が入り込みます。
生まれつき肌が弱い、という方ももちろんいますが、今までは普通に使えていたはずのスキンケアコスメが急にひりひりしたり、かゆく感じるなど、普通肌でも敏感肌には突然なってしまうことがあります。
しかし、肌の場合は突然ではなく本当は生活習慣などが関わっているのです。
お仕事や、あるいは学業、主婦業や母親業など、気の抜けないところも多く、女性の生活というのは思っているよりも過酷。
出来れば手作りが良いと分かっているけどジャンクフードばかり食べているとか、疲労からの運動不足であるとか、腸内環境が悪いとか、ストレスが溜まっているであるとか。
睡眠不足も肝臓を追い詰め、そのせいで血がきれいになりにくくなれば、栄養がいきわたらず敏感肌になるという可能性もあります。
さらに季節の変化も要注意です。
日頃のスキンケア
クレンジングや洗顔フォームや低刺激のものを選びます。
オイル洗顔など、緩くマッサージ出来るものを取り入れるのもおすすめですが、出来れば自然のものが良いです。
米油、ピーチカーネルオイル、マカデミアナッツオイル、アボカドオイル、椿油などは比較的敏感肌の方でも使えるオイル類。
これらは人それぞれに合う、合わないがあるため、個人個人の使用感が大切になってきます。
個人的には米油、ピーチカーネルオイルあたりがさらっとして使いやすい印象。
椿油は意外と重い感じでしたが、その方があなたのお肌に合っていたならそれが正解です。
保湿はしっかりと。
化粧水はセラミド入り化粧水を選ぶと良いでしょう。
無添加、低刺激、敏感肌用と書かれているものを選ぶのが鉄則ですが、まずパッチテストを行うように。
さらに生理前、生理中はお肌が弱くなります。
新しいコスメを試すなら、生理が来ていない時に試しましょう。
その他保湿に良いとされる成分。
ヒアルロン酸
コラーゲン
エラスチン
セラミド
天然保湿因子(NMF)
プロピレングリコール
グリセリン
セラミド推しです。
化粧水を手のひらに取り、乳液、あるいは美容オイルを少量(耳かき1~2杯)足して、化粧水となじませてからお肌に乗せていきます。
お肌に水滴が残る程度に馴染ませます。
お肌は必要なものを吸い込んでいきますので、必要以上に手で押さえつけたりしなくて良いのです。
私たちの体は、ストレスを受けると、副腎という臓器が働きます。
副腎はお肌の調子も司っており、ストレスでお肌がぼろぼろになってしまうのも、この副腎が疲れてしまったからと言えます。
ストレスは嫌えば嫌うほど、ちょっとしたことでも辛く感じます。
ある程度のストレスはむしろ寿命を延ばす説もありますし、どんと来い、くらいの気持ちでいつつ、発散する術を身につければ良いわけです。
運動、カラオケ、と発散の場がむしろ人生を豊かにしてくれることがあるので、どんどん取り入れていきましょう。
ただし、運動に関しては汗がかゆみなどを悪化させる可能性があります。
汗をかいたらなるべく早くタオルで優しく吸い取るようにし、肌に合う化粧水でしっかりコーティングしてあげましょう。
皮膚病にまで進行すれば、かゆみは収まらず血や体液が出てもかき続けないと耐えられないことになり、ストレスはさらに溜まっていってしまいます。
副腎のためにはやはりビタミンが大切で、人参などがお勧め。
季節の変わり目に対応できないのなら、旬の食材を食べるようにしましょう。
さらに東洋医学の世界では肝腎の疲れが慢性的皮膚病を招く、と考えられているため、肝腎のためには適切な量の塩分、何よりビタミン類が有効となります。
その他たんぱく質やアミノ酸も効果的です。
腸内環境を整えるためにも、良質な油分、そして水分も大切です。
アマニオイル、オリーブオイル、魚類に含まれるオメガ3、アボカドオイルやマカデミアナッツオイル、ゴマ油にこめ油、とスーパーでも手に入る健康油はたくさんあります。
こまめな飲水を心がけ、腸内からも肌をきれいにしていきましょう。
衣類洗剤に関しては「エマ〇ル」などのおしゃれ着用がお勧めです。
香料入り柔軟剤などは強い刺激があり、さらに服の素材なども気を付けたいところ。
シルク、麻、綿、などの自然素材のほか、化学繊維ならレーヨン(キュプラ)、ナイロンなどはお肌に優しいのでお勧め。
エアリ〇ムなどはひっかかりがあるので、あまりお勧めはしません。
香水なども、あまりお安いものだと化学物質が多いかと思います。
なるべく避けるようにしましょう。
私も物心つく前から皮膚病持ちでしたが、美容化学者かず〇すけさんの本を読んだことで救われました。
その他シャンプーやコスメの選び方など、ユーチューブやサイト、本などでも説明されているので、お肌のことで悩みがあるなら一度ご覧になってみて下さい。
いや、こういうサイトなので、お名前を出して良いのかどうか……。
和漢薬膳でより深くあなたの体を知ってみませんか?
これで洗った後のお肌の質感、たまらんです。
ジャムウって何?どんな石鹸なの?簡単な説明は以下の記事でどうぞ。
「ジャムウ・ハーバル・ソープ」で体の隅々まできれいに!デリケートゾーンを見せられる体にしませんか?