女性なら一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。下腹部の痛み、腰痛、頭痛に立ちくらみ。
私自身もかなり悩んだ症状です。ですが、食べ物を意識して選ぶことでとても楽に過ごせるようになりました。
和漢薬膳の知識をもとに、生理痛を和らげる力があるとされている食べ物や飲み物をご紹介していきます。
スーパーや通販、成城石井などのお店で手に入りやすいものを載せましたので、今からでも始めていきましょう。
摂取上限があるものは隣に表記しています。食べ物からの場合、常識の範囲内であれば栄養を摂りすぎることはないとは言われています。
しかし効果があると言って食べ過ぎると、かえって体に好ましくない刺激となる可能性があります。多少なら問題ないとは思いますが、意識してみて下さいね。
生理痛を和らげる食べ物
体温める系のものも大切だけど、血がないと温める効果は薄くなる。まずは血をつくるものからご紹介しましょう。
血を作るもの一覧
人参
ほうれん草
ピーナッツ 摂取上限:(粉状で)90g
竜眼肉 摂取上限:(粉状で)12g
ブドウ
干しブドウ 摂取上限:6~9g。お腹の調子が悪い時、下す要因になるので注意。
ライチ
各種お肉のレバー
豚の心臓
豚足
イカ
赤貝
当帰 摂取上限:6~15g
小松菜
鶏肉
牛肉
豚肉
羊肉
はちみつ
ローヤルゼリー
シイタケ
栗
キャベツ
カリフラワー・ブロッコリー
ジャガイモ
かぼちゃ
さつまいも
サメ
タラ
イワシ
かつお
なまず
まながつお
太刀魚
ウナギ
田ウナギ
桃
黒豆(ただし加熱調理したもの) 摂取上限:60g
体を温める食材一覧
ニンニク 摂取上限:30g
ニンニクの芽
ショウガ 摂取上限:3~9g
ネギ 摂取上限:3~9g
香菜(パクチー)摂取上限:3~6g
三つ葉
ミョウガ
シナモン 摂取上限:10g
カシア・シナモン 摂取上限:(粉状で)1.5~5g。そうでないなら5gまで。
(シナモンの名称に「cassia」と書かれているかどうか、よく確認しましょう)
シソ 摂取上限:12g
ニラ 摂取上限:100g
唐辛子 摂取上限:1~6g(個人差がありますが、目安としては汗をかかない程度。汗をかくと体は冷えます)
ピーマン
コショウ 摂取上限:0.6g(高血圧の方はなるべく使わないように)
花椒 摂取上限:6g
クローブ 摂取上限:1g
フェンネル 摂取上限:3~9g(妊活中の男性は使わないように)
桂花 摂取上限:3g
黒砂糖
鮭
鯵
鱒
玉ねぎ
らっきょう 摂取上限:12g
みかん
きんかん
橙 摂取上限:3~9gと言われているが、30g説もある。体調と相談して下さい。
仏手柑 摂取上限:3~9g
ジャスミン 摂取上限:1~6g
マイカイカ 摂取上限:3~9g
(食用バラのこと。エディブルフラワーで、ローズレッドも姉妹品。お茶コーナーにある可能性がある)
青皮 摂取上限:3~9g
ライチの種 摂取上限:5~9g
くるみ
エビ
なまこ
イワナ
鹿肉
熊肉
血のめぐりをうながすもの一覧
青梗菜(ただし控えめに)
ビート(ただし控えめに。経血量が異常に多い時はおすすめ)
桃仁 摂取上限:6~9g
酢(胃腸の調子が悪い時は控えること)
ウコン 摂取上限:9g
川芎 摂取上限:9g
ターメリック 摂取上限:9g(寒気がある時は使わない)
ガジュツ 摂取上限:9g
丹参 摂取上限:15g
ヤクモソウ 摂取上限:30g(ただし寒気がある時は使わない)
紅花 摂取上限:9g
チャイナローズ(月季花) 摂取上限:6g
ノウセンカズラ 摂取上限:9g(ただし寒気がある時は使わない)
サンザシ 摂取上限:9~15g
よもぎ 摂取上限:10g
甘いのが欲しいというのも、血液不足から栄養が回りにくく内臓(特に胃腸)が弱っているからかもしれないということ。
胃腸の調子が悪いなら、まずは血を作るものを摂るようにしてみましょう。
おやつが欲しくなった時は、はちみつか黒砂糖で作られているものを選ぶようにしてみましょう。
生理前から準備することが大切。
出来れば生理が来る一週間ほど前から意識して上記の食べ物を食べるようにして下さい。
寸前、もしくは生理が来てからだと正直遅いです。
いかにも薬膳……なものを無理に取り入れる必要はありません。日頃よく見かけるもの、買えるもので大丈夫。
個人的おすすめNO1はニラです。次点がミョウガです。
では次に「控えたい食べ物」です。→生理時、控えたい食べ物