生理痛の大きな原因となっているのは2つ、と私は考えています。
一つは冷え。もう一つが姿勢のゆがみです。
生理痛とは何か?
簡単に説明をしますと、
子宮あたりの筋肉の異常なまでの緊張、という感じです。
人間にとって「出血」というのは、命に関わる大事でした。
今は医療の発達し、多少の出血でもなんとかはなる可能性は高くなりました。
とはいえ、本能は自分の体を守るため、必死になります。
出血という一大事を食い止めるため、筋肉を締め、何とか出血を抑えようとしているわけです。
この「筋肉」が締まることで、痛みが生じるのではと考えられています。
ところが月経はいらなくなったものを出すために「血」として体外に排出しようとしてるわけですね。
でも出血という命の危機に体は本能で立ち向かいます。
もっと筋肉をしめ、血を止めるんだ!と戦ってしまうわけです。
そのため、ギリギリ、ギチギチ、と下腹部から鈍痛が生じるわけです。
そしていらないものを排出したいわけですから、筋肉にあらがうためにもっと血を造って流そう!と量で対抗しようとするわけです。
そのために子宮の壁を自ら傷つけ、血の量を増やし、なんとか出そう、出そうとするので出血量が増えてしまうのです。
血の出が悪い、なら血液量を増やそう、そして子宮を傷つける。
この悪循環が内膜症につながる、と考えられていますね。生理痛があまりにひどいなら病院へと言われるのはこういう理由もあります。
筋肉とは全身にあるもので、腹部だけじゃなく全体にも影響は出ますよね。
首、肩のこり、痛み。頭痛が来たり、脚に違和感が生じたり。
私自身も、上半身と下半身が分断されそう!というほどの痛みでたまらず痛み止めを飲んだりしました。
ちなみに運動後の筋肉痛とはレベルが違うので、「しょせん筋肉痛」とは言わないでくださいね。気絶、中には毎月出産レベルの痛さを感じる方もいらっしゃるようです。
東洋医学の世界では「体が冷えている人ほど生理痛も重い」と指摘しています。
冷えは筋肉を緊張させます。
実際、女性の方が男性に比べると筋肉がつきにくく、体質的に冷えやすいとはいえるでしょう。
筋肉量が増えると体温はあがり、また維持しやすくなるものです。
困ったことに、女性が筋肉をつけすぎるのも体には負担なので、そこそこがいいわけですが。
実際運動部に所属したら生理が止まってしまったという女の子もけっこういます。運動しすぎも体に良いわけないのです。
姿勢が歪んでいると血管や子宮が不自然な形で押し込まれ、血の巡りが悪くなります。
冷えが生じるのももちろんですし、すでに押さえつけられている状態なので痛みは増すばかりでしょう。
対処法でいえば、大きくは二つ。
一つは体、骨盤のゆがみを整えること。血流が改善され、体温を高く維持しやすくなります。
私は接骨、整骨系の知識がありません。
体、姿勢、骨盤のゆがみを自覚されているならそういった専門の施術師さんに診てもらうのも一つの手ではないでしょうか。
また最近ではユーチューブなどでもゆがみを整える系の動画は多いです。
ぜひあなた自身の体に合った方法を見つけてみて下さいね。
ではもう一つの対処法とは何か?
それは食事です。
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