Sexが軽々しいものになってない?
望まぬ妊娠で泣いたあの子。
「彼氏に嫌われるのが嫌で、ゴムなしのセックスを受け入れた」
「ナマでやると気持ち良いらしいから、試したくなった」
「外に出すから、ということで了承した」
「安全日だから」
などの理由でコンドームなしの生挿入、中出し、あるいは想定外の中出しをされたというケースをちらほら聞きます。
知り合いにも、20歳でまだ新社会人2か月なのに妊娠し、泣き続けた結果母親に「そんなに泣くなら堕ろせば?」と叱られようやく目が覚めたという子がいます。
その子の妹も同じように20歳で妊娠し、慌てて結婚した。
現代ではあらゆる知識が簡単に手に入ります。
Sexのこともそうだし、仕事のこともそうだし、人生哲学も。
なのになぜ、「快楽の知識」は仕入れて「痛い事実」は受け入れないのでしょうか。
そもそもSexが子作りのため、が第一の目的であることは、誰でもわかると思います。
たんに気持ちいいだけの行為じゃないし、楽しいだけの行為でもない。
性感染症や病気のリスクもあります。
唾液にもすら様々なものが含まれているわけですから、体液全般にリスクはある。
(何事においてもですが、リスクを不安がっていては物事は進みません。正しい知識があれば取り組めますので、あんまり怖がらないでください)
だからこそ信頼出来る、互いの愛情のある人としなさいと私は考えているのですが、どうにもこうにもそれが分かっていない子が多い気がする。
もちろん男女問わず真面目な子も多いので、全員がそうだと言ってるわけじゃないよ。
避妊の方法などは調べればいくらでも出てきます。
ただ自分に都合の良い調べ方をするのは危険です。
たとえば安全日。
愛液というのは、膣内の酸を中和させ精子を生き残りやすくします。
これは男性のカウパーにも同様の効果があります。
だから濡れやすいのは妊娠しやすいということ。
そして愛液の分泌量は人によって違います。
大体の計算で言えば~安全日はここくらい……というのは当てになりません。
生理中なら妊娠しない、というのももちろん当てになりません。
精子は通常で2~3日生き残るからです。一週間という可能性もあるそうです。
しかも精子の状態、愛液の分泌量によって生き残れる日数、あるいは時間は変化します。
安全日なんてものはない、と考えた方が無難です。
毎日が危険日、くらいに思っておいた方が良いでしょうし、きちんと清潔を意識し、コンドームを使えばまだ安全ですから。
コンドームも100%避妊するわけではない。
正しく使えば”ほぼ”100%ということで、完璧ではありません。
個人的にはピルなどはやはり好きではないのですが、避妊率はあげてくれます。
副作用もありますが、軽いものもあるそうです。
気になる方は病院に行って相談してみましょう。
気になるのは「彼氏に嫌われるのが嫌で受け入れた」というもの。
そんなことで嫌いになる関係って、何でしょうか。
男女に違いはあっても、優劣はないというのが持論です。
なぜ女性の方が、そんな考え方をしているのでしょう。
彼氏の奴隷ではないですよね?
「要求を断られたら、怒ったり嫌いになったりする」というのはちょっと幼稚ではないですか?
そういう人と、例えば、出来ちゃった結婚をして、となったら?
もしもあなた自身が自分を軽んじているか、あるいはあなた自身が「断られたら嫌」と思っているなら、ちょっと間をおいてみましょう。
「嫌われるのいやだからSexで言うこと聞く」というのは、二人だけの問題だけじゃなく、「もしかしたら生まれてくる赤ちゃん」を巻き込むかもしれない考えです。
男性の中には、なぜ中出しSexをするのかという問いに対してこう答える人がいます。
「本命の彼女だから。出来ても結婚すればいいし」
「今まで出来たことないから、大丈夫だろうって」
妊娠出産となると、体にはやはり大きな負担がかかります。
私たちは男女問わず、誰もがお母さんの体を借りて成長し生まれてきましたよね。
出産時の話というのは、何も本人からだけでなく色んなメディアが伝えています。
出産は「スイカ」「溶岩」「マグマ」とたとえられます。
親戚は産んだ際に脱肛したとかで、「さいあく~」と話しておりました。
赤ちゃんというのは自分で寝返りも打てないわけですから、呼吸が常に出来るよう目を配り、飢え死にしないようお乳を与えて、排せつをしたらお尻を拭いて……を睡眠時間を割いて見る必要があります。
私たちもそうやって見てもらってきたので今生きてるわけですからね。
だから「お母さん行」というのはかなり大変なことですし、ちょっと昔の方ならこう教わった方がいるかもしれません。
「子供を産むのは一生の仕事。だから男は子供を産む妻を一生面倒見てお返しをする」
けっこう厳しめな言い方だったかなと思いますが、そういう言葉もありました。
そのくらい、大変というか、過酷というか……。
今でも出産となると命がけです。
なのに「出来てもいっか」くらいの気持ちでするというのは、ちょっと頷けませんね。
その男性は子供が生まれてから責任感が出てくるのだろうか?
それともお腹が大きくなっていくのを見て?
もともとそのつもりでのお付き合い?
子供は好きなの?
正直期待するのはしんどいだけなので、その意見に関してはカップルでよく話し合って欲しいところですね。
結果としては、泣いた彼女は出産する決意を固めたし、彼氏の方もちゃんと結婚式まで挙げられるように頑張ったし、生まれてきた子供をちゃんと育てて今は二人目も生まれています。
それは良かったと思いますし、長すぎた春になってずるずる続けるよりはどこかでけじめがついて良かったのかもしれません。
彼女たちが若い時から互いに真剣だったのは周囲も知っているし、遅かれ早かれ結婚するだろうとは思っていたので。
Sexというのは快楽だけじゃないですし、本来は子作りのためですし、だからこそある意味神聖かつ愛があるから素敵な行為となるわけです。
軽々しく考えないで、大事なことだと今一度認識を新たにして下さい。
お読みくださり、ありがとうございました。
何かの参考になれば幸いです。