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心理 生活

男女の価値観の違いについて。おそらく根っこにあるのは〇〇。

2023-08-22

 

なぜすれ違う?男女の価値観、気質、考え方。もっとお互い、分かり合えたら良いのだろうか?もっと歩み寄れればいいのだろうか。
でも、何を、どうやって? 理解とは一体何を理解出来るの? そして理解出来るというのか。

精神的な性自認が男女行ったり来たりするXジェンダーなりに考えてみました。(ちなみに体は女です。あと百合でもないです)

 

 

先に答えを言ってしまうと、「生殖能力の違い」が男女の考え方の違いの大きな要因ではないかな。
もちろん子供を残すことだけが性や人生の目的ではないのですが、それが根っこにある、と考えるとけっこうわかりやすかったので。
繊細な話に直結した考えなので、不快に思う方は、まわれ右でお願いします。

 

男性は元カノを忘れない。
元カノや浮気相手は皆「自分の子供を産んだ・産む可能性があるから」

女性は元カレの名前すら忘れる。
元カレはもういらない。だって「もはやその人の子供を産む気がないから」「自分にとってもっと良い男を見つけたから」

 

男性の人生は出世物語。自分を高めるのが目的。周囲に認めてもらうことが成功。裏の目的は「自分の遺伝子をなるべく多く残すために、モテるために女性に能力をアピールする」
仕事の実績とかね。女性に認めてもらわないと産んでもらえませんから。

女性の人生は自分へ戻る事。満たされないものを埋めるのが目的。自分自身が満足感と幸福感に満たされているか?が成功。裏の目的は「妊娠出産時、彼は私と子供を大事にしてくれるだろうか」(諸説あり。しかも男性と違ってそれに限らない)
だから「これ可愛い?私に似合ってるかな?」と聞いたりしてしまう。

 

男性が周囲に求めるのはサバイバルで成功率をあげるための狩り仲間。でもみんなライバル。自分の子供を女性に産ませたいから、ほかの男が妻の間男にならないよう自分が上だ、リーダーだと思わせておく必要がある。

女性が周囲に求めるのは友人・家族。ライバルじゃなく理解者。ほかの女性にも妊娠のチャンスがあるし、生まれた子供は仲間内での共同保育だから。出産で命を落とす可能性があるため、自分に何かあったら、母代わりをして欲しいというのもあるかと思う。

 

男性が女性に求めるのは「自分の子を産めるか」
女性が男性に求めるのは「優秀な遺伝子を持っているか」

 

男性はその気になれば100人の子供を作れるが、女性には出来ない。
女性は子供を産み育てることが出来るが、男性にそれは出来ない。

 

出産や育児は、大昔に猛獣がいるようなサバイバル時代があった、という場面を思い描くと分かりやすいと思うのですが、危険極まりないですよね。
出血だってするし、生まれたての赤ん坊は自分で動けないため、血のニオイをかぎつけたライオンの餌食にされやすい。
母親だってまともに動けません。しかも出産後の体の中は、見ることが出来るとしたらきっと誰もが驚くほどボロボロです。
人の妊娠期間は約10カ月。
その間栄養は一人で二人分賄わないといけない、生まれたらお乳をあげないといけない。
そして子宮はいつまで元気でいられるだろうか?
しかも一人産むのでも命がけで、医療が発達した日本でもまだ不幸はある。
そのため男性や周囲に「保護」を求めるのは自然なことではないでしょうか。
閉経の時期は人それぞれですが、いまだに世間では「アラフォーで妊娠とか色んな意味できついよね」「30超えてまだ生理って来るの?」と言われるくらいです。
驚くほど女性の体や妊娠・出産に対して無知な人が多いです。老若男女問わずね。
(いや、本当嫌味を言ってくる人に対しては無知な坊やね、一体何を教わってきたの?と真っ赤なポルシェ走らせながら思っておけばいいと思いますが。相手するだけ無駄なので、思うだけね)
40超えて出産した親戚がいますし、60歳超えて自然妊娠した話も聞くので、体力等考えるときついのはきついかもですが、常識はあってないようなもの。
とはいえ閉経はいずれ来ます。

男性でもそれなりに年を取ると精子の元気さが減ったり、そもそもSexして射精するのに「死」を感じるというのもあるようなので、女性だけが性を謳歌出来なくなるわけではないのですが。
それでも70歳超えて現役の男性もいるし、70歳超えて子供を授かる人がいるのは確かです。

 

女性としては付き合った男性全ての子供を産むのはかなり厳しいということ。
例えば、元カレが5人、今付き合っている人を入れると6人。
6人分子供を無事に産めるだろうか?ということ。
6人だったら不可能ではなさそう。10後半~30代で、余裕と間を持ってと考えると、まあ無理はないかもしれません。経済力が気になりますけども。
でも女性がモテモテだったとして、花束を100人が持ってきたとして、100人とSexして子供を産めるかというと、それはもう、無理ですよね。
下手をすればSex中、命に関わります。
だからこそ、出来る限り「優秀な遺伝子を持つ良い男」を選んでその人の子供を1人、2人、産んだ方が安全だということです。
優秀な遺伝子とは健康であるということ。
良い男は中身が誠実な人。
こういう人は妻子を見捨てたりしません。
Sexで優しいか?を女性が重視する理由はそれです。
性欲優先ではなく、女性を慮ってくれる人は、絶対とは言えないけど良い夫、良い父親になる可能性が高いからです。
守ってくれる男性じゃないと、意味がなかったからです。ライオンにわが子が襲われそう、そんな時見捨てないで守ってくれる人でないと。
そして優秀な男との間に生まれてくる子供は良い遺伝子(健康である、才能がある)を持っているはずなので、サバイバルでも生き残れる可能性が高まりますから。
産めば産むほど、母体の栄養も減っていきます。
加齢による健康状態の変化もあります。
私は3番目ですが、やはり上二人に比べると体は貧相です。今はけっこう健康体に近づきましたが、弱い方でした。未熟児だったし。
多産多死、という問題が生じるのは様々な要因が重なります。
だから勧められない。母親を危険な状態にし、子供も弱くなってしまう。産めば産んだだけ良いという問題ではないのです。
子供の将来を考えて、優秀な男を選んでいるとも言えるので、こういう能力は必要だったことでしょう。

 

男女は価値観も気質も違うということがわかっていない男性は、女性に自分と同じ社会的な能力を求めたり、女性は女性で男性に気遣いを求めてしまう。
自分と同じものを求めてしまうから、すれ違っていく。
男性と女性でなぜこうも価値観が違うのか?
それはおそらく、根っこにはこういった生殖能力の違いがあるからではという話でした。

 

全ての人にそれぞれ女性性と男性性、両方があります。
女性だけど出世欲があったり、男性だけど心重視だったり。
精子と卵子がくっついて生まれてきているので、究極言うと命は全て「両性具有」。
ただそれでも性の別、というものがあり、それに気づいて目覚めていく人がいる。
そして違うからこそ、この方がサバイバルで生き残るには都合が良かった。
そして女性と男性にはそれぞれ良さがあり、不足がある。
それを補う合うために分かれて助け合っているのだから、もう少し性に対する畏敬の念を持っても良いのではないかな。

 

昨今、女性戦士、男性顔負けに仕事が出来る女性!強くて美しいニューヒロイン!のような描かれ方をしている作品が多いですが、やはり、個人的にはかなり違和感がありますね。
女性には戦えない時があります。生理や妊娠出産など。そもそも体つきも比較すれば男性より弱い人が多い。たまに体に恵まれた女性もいますが、稀です。
男並みの体つきが欲しい!という女性より、華奢で可愛い、あるいは色っぽい体型を求める女性の方が多い。そして「柔らかい」からこそ出産に耐えられます。筋肉の多い女性は出産時かなり苦しむと言われています。

しかし男性は続けて戦えます。妊娠も出産も出来ませんが、その代わり、妻子を養うためにその継続力が必要だったのです。さらに体格、体力、筋力は女性よりつきやすいです。ただし出産の痛みに耐えられない、ショック死するだろうと言われています。

 

そしてそこから出てきた男女の価値観の違いは、どちらも「子供を守るために」から来ているのではないでしょうか。
とはいえ「赤ちゃんが全ての目的」ではありませんものね。
男性は子供をつくるための機械じゃないし、女性は子供を産むための道具ではない。
だからこそ自分の人格を磨いていく、というのが人生のだいご味と言えるかもしれません。
男女性の互いに対する理解は、理解しきれない、という点も踏まえてもう少し深めていくと、けっこう面白いのではないかなと思います。

 

もっと究極言うと「個性」が重要になってきますが、それはその人たち同士のことなので、誰が答えを出せるものでもなくなってきますね。
男女超えて、あなたにとって大切な人がいるなら、その人を大切に出来るのはあなただということです。

 

もちろん生まれ育った環境、個性などによる価値観の違いは千差万別です。

この記事内では肉体的な性別からくる性質に焦点を当てたもので、全て正しいわけではありません。しかし”男・女”の価値観の違いを理解しつつ、お互いの立場に立って考えてみることが、より良い関係を築く鍵となるのではないでしょうか?

それでは、ここまで目を通してくださりありがとうございました!

 

  • この記事を書いた人

深月カメリア

ライター:深月カメリア 女性特有の病気をきっかけに、性を大切にすることに目覚めたXジェンダー。以来、性に関して大切な精神的、肉体的なアプローチを食事、運動、メンタルケアを通じて発信しています。 Writer:Camellia Mizuki I am an X-gender woman who was awakened to the importance of sexuality by a woman's specific illness. Since then, I've been sharing an essential mind-body approach to sexuality through diet, exercise, and mental health care.”

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