排卵日にはホルモンの変調や体温の上昇など、かなり大きな変化を体に与えています。
不調や、反対に絶好調なこともあり、不安定であることがしばしば。
排卵で痛いのはよくあることで、すなわち病気とは言えませんが、しかし痛みを訴えているのは体からのなんらかのサイン。
じっくり労ってあげる、お食事に気を使うなど、体に必要なことを取り入れていきましょう。
薬膳からみる要因。
1・血と気の巡りが悪い。
頭痛でもそうなのですが、痛みとは大抵血の巡りが悪くなり、一気に血が流れようとして血管周辺が圧迫されて痛みを引き起こします。
「血の巡りを良くする」ことは健康のために欠かせない要素ですので、普段から意識してみましょう。
なんとなく精神的に荒れている、イライラする、お腹や胸がはる、おならが溜まっているなどは気の滞りです。
体が重く、だるい。頑固な肩こり、静脈瘤、肌が乾燥気味、動悸・不整脈がある、疼痛があるなどは血が滞っているサインです。
さらに、子宮内膜症や子宮筋腫なども東洋医学ではこの血の巡りが悪いこと、に焦点を当てています。
気になる方は病院へ相談し、お食事でもセルフケアを取り入れてみるのをおすすめします。
2・気血不足
女性の場合、月経により毎月血液が出て行ってしまいます。
血がセロトニンという精神に安定をもたらすホルモンを運んでくれますが、月経で失われるため女性はどうしても精神的な波が出てしまうもの。
血と気(アドレナリンなどやる気の他に安定物質であるセロトニンも含む)は一緒に行動していますので、血が不足すれば気も不足するというもの。
また気が血を生むとも考えられています。これはどちらも親なのです。
抜け毛が増えた、動悸がする、目がかすむ、立ちくらみがする、頭がくらくらするなどは血が不足しているサイン。
やる気が出ない、消化能力が落ち食欲がでない、疲れやすく楽しみに興味が出ない、は気が不足しているサインです。
血と気が満ちていることは重要ですので、なんとなく辛いならまずはこれを取り入れていきましょう。
3・腎虚
腎臓が疲れると、虚しさや恐怖を感じることがあります。
さらに生殖器が「卵」を作り出していますから、ここが疲れていると充実した卵をつくり、排卵させることが難しくなってしまいます。
無理に押し出そうとした結果、痛みが生じる、ということです。
排卵日の時に動悸がする場合、腎虚が要因になっているかもしれません。
他には腰痛、下半身の冷え、むくみ、生理周期が乱れがちなどを自覚しているなら、一度腎臓ケアを意識してみましょう。
性的なものへの興味を失ったり、失った自分に対してもなんとなく虚しいと思ってしまったり。
体の中に満ちているはずの気力が失われると、体調が悪いわけではないが生活のハリも失われるもの。
しかし、しっかりやれば体は応えてくれます。
漢方や西洋医薬と違ってお食事は健康でも取り入れられる健康法。
遅すぎることはなく、また生理が始まったばかりの子でも早すぎることはありません。
若々しさと成長のためにも腎臓は大切ですので、しっかり労わってあげて下さい。
(東洋医学では腎臓は生殖器も含めると考える。厳密には違うけど、生殖器は「腎臓グループ」に所属していると考えると良いかと思います)
腎臓を労わる食材は黒色食材。以下の記事でおすすめの食材を紹介しております。
Cが多かったあなた
その他。
1・普段の姿勢や服装でお腹を圧迫していませんか?
圧迫が続くとどうしても血流は悪くなります。
きつめの下着やジーンズなどで、お腹や腰まわりが窮屈なのであれば、ちょっと緩めてあげましょう。
2・筋肉が固くなっているかも?
運動するなら「力み」は抜いて、息を意識してみること。
立ちっぱなしで緊張が続いているなら、まず「余計な力を抜く」ようにしてみましょう。
女性の体は筋肉がつきすぎるとそれが生理不順のきっかけになることがあります。
中には生理が止まってしまう女の子もいます。
あくまでも適度な運動を心がけ、やりすぎて体をいじめないようにしましょう。
3・冷えることしていないか?
服装でお腹や腰が出るような恰好をしていませんか?
冷えると筋肉は固くなり、血流は悪くなります。
お食事でも冷えたものばかり食べると体の中から冷え込んでしまいます。
気をつけましょう。
4・温めすぎていないか?
温めるのは体に良いはず、とたとえば腹巻きやもこもこ靴下をしたまま寝たりしていませんか?
実は体は一定の温度以上になると、今度は冷やそうとします。
一時的な温めは体の緊張を解くためには良かったりしますが、過剰にやれば冷えの要因になります。
カイロや腹巻き、ヒート〇ック(冷えないためには良いんだよ)などに頼りすぎないようにしましょう。
5・水分は?
腎臓は水を司ります。
血流と水分量には関係があり、水分不足でも血流が悪くなることがあります。
夏は喉が渇きやすいですが、秋冬は意外と感じにくく、結果乾燥に悩まされることも。
また、ジュースやお茶ではなく、「水」を飲むことが大切です。
冷えすぎた水より常温水。ぬるま湯でも白湯でも大丈夫ですので、しっかり水分も摂るようにして下さいね。
最後に。
何か不調であるならば、無理せず婦人科へ行き、相談してみましょう。
しっかり診てもらって、把握すること。
自分の体に関心を持つことは非常に大切です。
実は生理痛や排卵痛というのは「ない」のが通常。
しかし女性は長らく「働き続けて」きました。
肉体的には問題がないのに、なぜか痛みが続くということもあります。
たまには自分の中の「女の子」をじっくり労ってあげましょう。
女性の苦しみを理解しようという流れもありますし、「女性はもっと休んでいい」と言ってくれる人もちらほら。
ズボラをどれだけ自称しても家のことも頑張ってしまう、あるいは、完璧にやらねば、というプレッシャーを持っているのに、加えて社会でも頑張りを求められているので現代女性はけっこう厳しいところにいるでしょう。
頑張るのは素敵なことでもありますが、何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」。頼れるところには頼りましょう。
本当はもっとゆっくりと時間が流れるよう、女性的なゆったりとした空気、気配、時間を味わうことも大切です。
男性的な前進、前進、だけでは休む暇がなく、気づけば体がぼろぼろになってしまいます。
なかなか時間が確保しにくいということもあるでしょうが、ちょっとしたティータイム、その一口だけでも「ゆったり」することも心がけてみて下さいませ。
人生を早送りする理由なんてないですから。
当記事がお役に立てましたら幸いです。
それでは、ありがとうございました。
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