喧嘩発生!どうする?そうだ、仲直りの合図を作ろう。

喧嘩はなぜ起こる?

カップルの喧嘩の多くは、「自分の気持ちを分かってほしい」「話を聞いてほしい」という想いがうまく伝わらないことから発生します。お互いをもっと理解したい、より良い関係を築きたいという前向きな気持ちが、すれ違いによって摩擦を生むことも。

また、育った環境や考え方の違い、コミュニケーションの方法が異なるため、最初から完璧に意思疎通できることは少ないものです。しかし、喧嘩を繰り返すよりも、うまく修復できる関係を築くことが大切です。

喧嘩がヒートアップする前に「仲直りの合図」を決めよう

喧嘩は、意見をぶつけ合うことで関係が深まる場合もありますが、感情的になりすぎると傷つけ合う原因に。そこで、あらかじめ「これ以上は冷静になろう」というサインや、仲直りのきっかけになる行動を決めておくのがおすすめです。

仲直りの合図のアイデア

カップルによって異なりますが、以下のような方法があります。

  1. ハグをする
    言葉ではなく、スキンシップで気持ちを落ち着かせる。
  2. 声のトーンを落としてゆっくり話す
    感情的にならず、冷静に「話し合いたい」と伝える。
  3. 素直に謝る
    「自分にも至らない部分があったかも」と振り返ることが大切。
  4. 共通のユーモアを使う
    二人だけが知っている面白い仕草やフレーズで、緊張を和らげる。
  5. 愛情表現をする
    手をつなぐ、目を合わせるなど、小さな行動でも効果的。

「放っておく」のは逆効果?

喧嘩の後、「放っておくのが良い」と言う意見もありますが、これは状況次第。冷静になるための距離を取るのは有効ですが、問題を放置してしまうと、誤解や不信感が深まる可能性があります。

大切なのは、「これからも仲良く一緒にいたい」という前提を持つこと。その意識があれば、話し方も自然と変わり、解決策が見つかりやすくなります。

ちょっとしたことで喧嘩になりがちな理由

近い関係ほど、「わかってくれるはず」という期待が生まれます。そのため、小さなことでも腹が立ちやすくなるもの。

例えば、「皿洗いをお願いしたのにやっていなかった」とき、問題は「やらなかった」ことではなく、「約束を守ってくれなかった」と感じることにあります。しかし、事情があった可能性もあるため、まずは「どうしたの?」と聞くことが大切。

喧嘩は避けられないこともありますが、大切なのは「どう仲直りするか」。

  • 冷静になるための合図を決める
  • 相手の話を聞く姿勢を持つ
  • 感情的にならず、前向きな解決策を探す

ちょっとしたサインや工夫で、二人の関係をより良いものにしていきましょう。

 

実は根底から改善出来るかもしれない、こんな解決法も……

喧嘩のイメージそのものを変える、というものです。
有名なメンタルコーチは夫婦間で喧嘩が起きた時、こう言い換えました。

「喧嘩ではなく、意見の交換をしよう」

すると奥様の方も落ち着いて話をすることが出来、それ以来「喧嘩」はなくなり、夫婦生活についてより充実した話し合いが出来るようになっていたとか。

対立を「意見の交換」として再定義することで、カップルは心の持ち方を変え、より建設的な会話にすることができます。
戦いではなく議論として見ることで、パートナーのコミュニケーションが大幅に改善される可能性があります。防御的な態度で状況に臨むのではなく、お互いを理解し合うための共同作業に変化させることが出来るのです。
喧嘩だとどこかに「勝者対敗者」のイメージがありますが、そうではなく、二人が一緒に解決策に向かう仲間意識を高めることが出来るのです。

このアプローチはかなりおすすめなので、気持ちが落ち着いたら「喧嘩ではなく、意見を交換してより二人にとって良い方へ行こう」と提案してみてはいかがでしょうか?