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心理 音声読み上げあり

なぜこうも違う?男女性。違いが分かればきっと上手く行く

2024-01-14

男女の生物学的な進化の違い。

©VOICEVOX:四国めたん

 

男女ではなぜこうも違うのか?
私は一つには生殖能力の違いから、と考えている。
もう一つは、男女での活動の違いもある。

 

かつて猛獣たちがいるような場所で、過酷な環境の中男性は狩猟に出ていた。
女性は妊娠出産子育て(あるいは生理)があり、体力筋力も劣る人が多い。(恵まれている女性もいるけど)
狩りには向いていない人が多かった。そして血のニオイは猛獣を引き寄せる。
妊娠などは現代でも命の危険がある。
男女でどっちがより厳しい状況にさらされていたか?は比較できるものではない。
どっちも同じくらいに危険をもっている。

 

さて女性は授乳中、「オキシトシン」と呼ばれる幸福ホルモンの一つが分泌される。
簡単に言うとオキシトシンは人間関係の充実感を高め、求め、分泌されると仲も良くなるというホルモンだ。
そして母乳の分泌量とも関係している。
女性はリラックス状態の方がお乳がよく出るものである。
女性がストレスを受けても、比較的早くにリラックス状態になれるのはこれと関係している。
子供を活かすためだ。

 

一方、男性は狩りをしなければならない。
狩りはコミュニティーの仲間、家族、妻子のためでもある。
現在では仕事に置き換わっているけど、稼ぐのは生きるためである。
いつどこから猛獣が迫ってくるかわからない。
人の力はライオンに勝てるか?
いや勝てない、だからチームワークが必要で、皆で周囲を警戒しなければならない。
いざとなればアドレナリンを放出させ、興奮状態にする必要があった。

それはSexにも関わってくる。
女性はリラックスしている状態で一番感度が良く、男性は命がけの危機感・興奮によって感度が高まる。

 

男性は女性よりもストレスに反応する。
そして沈静するのも遅い。
猛獣の前でリラックス状態になれば食われるからだ。
戦うか、逃げるか?
どっちかを即座に決断しなければ死ぬだけ。

反対に女性は優柔不断なことがある。
洋服を買うのでも、どっちが良いだろう、で何十分も悩める。
しかし「優柔」という言葉は優しく柔らかい。
幾通りもの可能性を知っていて、思慮があるから悩んでしまうのだ。

即決だけが良いとは言えないし、悩んで決められないのも良いと言えない。
その中間が良いのかもしれない。だから男女で求めあうのかもしれない。

 

現代の仕事でも同じ。
仕事に対して集中力が高いのは男性、あるいは女性であっても男性的な部分である。
そのため男性はストレスを女性よりも感じやすく、それに対する集中力も(良くも悪くも)高いのだ。

 

陰陽の話でいうならば、陰は止まる。陽は進む。
陰は女性、陽は男性である。
だけど陰の中で陽は育まれ、陽の中で陰は育まれる。
女性は落ち着きやすくリラックスするのも上手いけど、男性はそれが少し苦手なのだ。
仕事場で、女性の力が発揮された話がある。
とある会社は業績不振で畳むかどうか、という瀬戸際。
会議をしても答えは出ない。
ある女性社員が言った。
「お昼休憩にしませんか?」
皆でランチをし、お腹は満たされしっかり休むことが出来たその時、社長は決めた。
「会社、続けよう」
女性社員の休みませんか?という提案が会社を救ったという。

 

男女性の違いに対する理解や敬意を欠いたままでの社会的平等論は、私は危険だと思う。
女性には女性の良さがあり、男性には男性の良さがある。
ところが女性に男性の役目をおわそうとしたり、その逆のことを男性に求めたり。
なぜ秘書というと女性が多いか?
女性の方が共感能力が高く気が利くし、一所懸命に働いて仕事の能力も高い……適正な仕事であれば。
これは男性にもあてはまる。
もっと言うと、個性による。がさつな女性も多い。

お互いのデメリットばかりをあげ連ね、足をひっぱりあう形での平等論にはあまり意味がないどころか危険だ。
ますます助長される。

 

誰もが陰陽の両方を持っている。
女性でも男性的な人はいるし、男性でも女性的な人はいる。
究極言えば「個性」が尊重されればかなり良いと思うけども。
とにかく男女性ではやはり、脳の仕組み、体の仕組み、太古からの進化の過程で出来た違い、というのをまず知っておく必要はあると思う。
それに囚われる必要はないけど。

 

よく言われているけど、しっかり眠った方が翌日の作業の出来は格段に良くなるというもの。
体調も機嫌も良くなる。
女性的な「休め」の力は、明日の男性的な「進め」にかなり寄与している。

 

女性男性と書くと抵抗がある人がいるかもしれない。
その場合、左右でも良い。
陰陽でも良い。
青信号赤信号でも良い。信号なら黄色もあるし、多様性の理解にも通じているかもしれない。
ポジティブだって、ネガティブがあるからポジティブがある、その反対もまたしかり。

 

今言えるのは、読んでいるあなた。
あなたですよ。
男女の性の違いというのは、ただ単に体が違うというだけの話ではありません。
遺伝子レベルで「違う方が生き残りやすい」という、サバイバルな話でもあるんです。
これからは男女の歩み寄りが起きてくると思います。
遺伝子が進化してきたのなら、ここからも進化していきます。
数百年後にはもしかしたら「中性的」な人が増えているかもしれません。
ファンタジーの話は置いておいて。脱線してごめんなさい。
しかし今現在のあなたが、未来を作っていくわけです。
そのために「男女の違いに対する敬意」の方に重きを置いてみませんか?

 

あなたが女性なのは女性である理由があるからです。それは尊ぶべき理由です。
あなたが男性ならば男性である理由があるからです。これも尊ぶべき理由です。
ジェンダーマイノリティにもそれぞれに尊ぶべき理由と価値と意味があります。
(一説にはゲイの兄弟がいる姉・妹は子だくさんになりやすいという。それに、私が思うに、こういう人ほど性を大切にしている)

 

個性、文化、価値観、人や性別に対して、尊重がベースでの価値観の進化ならきっと良くなっていくはずです。
バランスが大切なのですから、男女は違いこそあれどそもそもは対等です。

 

それでは、ありがとうございました。

 

 

 

  • この記事を書いた人

深月カメリア

ライター:深月カメリア 女性特有の病気をきっかけに、性を大切にすることに目覚めたXジェンダー。以来、性に関して大切な精神的、肉体的なアプローチを食事、運動、メンタルケアを通じて発信しています。 Writer:Camellia Mizuki I am an X-gender woman who was awakened to the importance of sexuality by a woman's specific illness. Since then, I've been sharing an essential mind-body approach to sexuality through diet, exercise, and mental health care.”

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