心理 生活

女性の願いは正しくなければいけない

男性は女性の願いを叶えるために行動する。
だから女性は「正しくなければいけない」

 

 

とまあ、厳しい感じで切り出してみたのですが。

ようするに女性が願う内容によって良い方へ行くのか悪い方向へ行くのか、そういったことが起きてきます。
歴史的にも、暴君の側には悪賢い女性がいたというのはありますし、反対に女性の導きで国が救われた話も多い。
アン・ブーリンは悲惨な最期ではありましたが、イギリスという王国を変えました。
(ローマ教会からイギリスを離脱させ、イギリス国教会を設立。離婚可能な国にして、国王の正式な妻を追い出し自分がお后になれるようにした説)
その後の女王エリザベスは彼女の娘。
歴史は勝者が都合の良いように書くものなので、彼女が悪女かどうかは不明です。
しかし事実の一つとして、法改正をさせるなど国王に対しかなり大きな影響力を持っていたとは言えるでしょう。
中国では古代に妲己という悪女がいたことは有名。
しかし彼女が本当に悪女だったかも結局わからないものですけども。
楊貴妃に惑って国を傾けたのも当時の皇帝。
いや、それ、男の側が悪くない?
と思った部分もあります。
権力を振りかざす男が悪いし、正しい願いを持たない女性も悪い、とも言えるでしょう。
アン・ブーリンのように、男を手玉にとって裏から操る、というのは結局できてしまうことでもありますので、どっちもどっちかもしれません。


例えばナポレオン・ボナパルトは最初の妻ジョセフィーヌの支えを得、彼女のために出世したが、その後離婚し結果落ちていったということもある。流刑にもなってしまった。
男性の浮き沈みは裏にいる女性次第、とは、良くも悪くもあります。
(でも非成熟国家では女性の立場は非常に弱かったしなあ。アンだって家族のことがあっただろうし、恋人がいたのに嫁がされたんだもん。誰が悪いのって、みんな悪かったんじゃないか? 女性がそれなりに地位を得ていれば、男性の暴走を止められたかもしれない。女性の暴走は男性が止められたかもしれない。やはりバランスが悪いのが問題の根本原因ではないかと思う)

 

とある昔のCMでは、あるカップルがまったり中、彼女がカタログに載っているイヤリングを見て可愛い、と呟く。
彼氏の方はそれを横目で見た後、夜間のバイトを探し出してお金を稼ぎ、彼女が可愛いと言ったイヤリングをプレゼントするという。
本来の男性の行動目的、というか、本来の男性的な「力」が発揮されるのは、まさしく女性を喜ばせる時。


女性の喜ぶ姿や笑顔が見たいから、男性は動く。
これは今に始まったことではなく、太古からです。
言葉もなかった時代からの本能です。

 

そのため女性は正しい願いを持つ必要がある、と言えます。

 

社会的なルールは時代によって簡単に変わりますし、それに従えとは言えません。
今後常識が変化するスピードは上がるでしょうし、常識が変化すれば良識も変わるものでしょう。
現代は集団主義から個性主義へ移行しつつありますから、個性主義がより確立されれば流行という言葉すらダサいものになるかもしれません。
そのため「どれが正しい願いか?」を考える時、頼りとする意識は、基盤的で、どれだけ時代が流れても決して消えなかった普遍的なものが「正しい」と言えるでしょう。

ぶっちゃけると「愛」ですね。

愛に基づいた願い、愛に基づいた行動、愛に基づいた知恵、知識。

思いやりを持つこと。礼節を持つこと。知識を高めて知性を磨くこと。自他を信頼すること。
と大昔から大切にされていることは、今でも大切な考えと誰もが認めるところではないでしょうか。
それらに基づいた願い。

 

大切な娘が難病にかかり、その愛娘を助けるため新薬開発のため奔走した男性の物語は映画にもなった。
娘を守るため。
これほど純粋な行動動機のため男性は全てを尽くす覚悟を決める。
そのために必要なのは意志だけではなく、知識・技術・協力者。何より愛情。
女性が愛を持っているなら、男性もまた愛をもってことにあたれる。
映画の結末はハッピーエンド。

 

本来女性は直観的・直感的・女の勘的に、本能的に・本質的に物事を理解できる「賢い」存在です。
下心的な欲求がそれを邪魔してしまうこともありますが、それでもパッと大切な人や家族を思うとき、その直感はいかんなく発揮されるものではないでしょうか?

赤ちゃん用のおもちゃは口に入れても安全な素材で作られているだろうか?

友人にプレゼントする紅茶は安全なものか?

夫や彼氏に作るお料理の調味料の量は大丈夫か?

とっさに体のことや生活・人生のことを考えられるのが女性の賢さではないか、と思えます。
そして女性が願いが叶えられて嬉しい、と素直に感謝すれば男性はもっと頑張ろうと思えるもの。

 

注意点があるとすれば、それは男女どちらにも言えるのですが、相手を下においてしまわないことです。
賢い女性は男性を手のひらの上で転がしている、なんてそもそも考えないし、自覚していたとしてもそれを表面に出すなんてことはしないものです。
男性のプライドを傷つけますからね。
人を利用する、それははっきり言って悪女のすることで、真心ある女性なら男性に無理をして欲しいなんて思わないもの。
してくれた物事が当たり前でないことを知っているから、ありがとうと言える。

 

男性も「してやっている」という風に考えた時点で女性の心は離れていくもの。
その内セックスもしなくなるでしょう。
女性の方が言うかもしれません。
「セックスさせてやっているのはこっち。あんたの性欲を処理してやってるのよ」
性欲から切り離された男性は情熱を失います。
そうなると女性からは魅力のない男性にしか見えません。
それはそれで生きていける男性もいるでしょう、今はバーチャルアイドルもいますし、無料でavが見れる時代です。
生身の女は怖いが、漫画の女はナイスバディで自分の理想通りの反応をします。
だったらモテる必要はない。だけど本物の愛には触れられないでしょうけども。

 

あるいは性欲がないかもしれません。
それはそれで、プラトニックな愛情も素晴らしいものです。それが原動力になることは多いでしょう。

 

本当の本物の男性なら、女性のために行動することの価値や意味をよく理解しています。
「女性の笑顔には結局敵わない」
とは、結婚生活がうまくいっている男性がよく言う言葉。

 

正直言うと、性欲をスポーツなどで発散させている男性は爽やかですが、仕事に対して一直線、という感があまりない。
男性としては魅力的というか、男の子として可愛い止まり。
イケメンであってもです。

 

反対に性欲を認めていて、かつモテたくて、そしてそれを原動力に仕事に全力投球している男性はすさまじく魅力的です。
それだけ出世も早いです。
顔面イケメンでなくても、イケメンに見えてくるんだよね。

 

そのくらい、男性にとって「女性」「性欲」は人生の起爆剤として作用するということです。
女性からの高評価は男性の主な目的と言えるでしょう。
だから女性から「可愛いおねだり」をされるともう、弱くなってしまう。
「わがまま言うのは女性の特権」とはっきり言ってしまう30代後半の男性はアラサーの時どれだけ下ネタを連発していたことか。
性欲もまあ、コントロールを失うとダメになっていくものですが……。

 

確かに救いようがないほど自己中心的な男性、驚くほど幼稚な男性はいます。
というか、自分が「男である」あるいは「男の子である」という自覚がないただの「子供メンタル」の人もいますので、期待するのは要注意ですね。

しかし知っているマザコン父・息子も、精神年齢は幼いなあ、と思うのですが二人とも「我が母」のためにはものすごく積極的に動きます。
父親の方は今となっては「妻」ですね。
もう母親は老齢でなくなりましたので、その分奥さんに全振り、という感じ。

マザコンの男性が成功しやすいのは確かにあるのですが、しかしマザコンの男性はモラハラにもなりやすいとあくまでも個人的な経験上は思います。
他人を奴隷化したがるよなあと。
マザコンではなく、母親思いなら良いのですが。
これはただの独り言です。

 

女性の側が男性並に働いて、家のこともやって、夫婦でお店の経営を始めました。
もちろん責任者は夫氏。資格も持っていますし、職歴も長い。
妻である彼女はそういった資格は持っていませんが、目立ちたがり屋で接客にも積極的。
結果自分はできるのだ、と勘違いして夫の仕事すら奪う始末。
結局離婚して元夫氏は職場でも自信をなくして蒸発ということもありました。
女性が男のように強すぎると、男性は行き場がなくなってしまう。
逃げられた女性が可哀相なのか?
逃げざるをえなかった男性が可哀相なのか?
バランスが崩れたのなら仕方ないことも多い。
どっちもどっち、とも言えるかもしれません。
しかし男性がよく働くようになるか、その反対になるかはかなり女性による、とは言えるでしょう。
以上はかなり極端な例ではありますが、わかりやすいといえばわかりやすかったです。

 

女性が仕事などで主導権をとりたいのであれば、ちょっと女性的というか、受け身で度量の大きい、優しい男性がパートナーだと上手く行くかもしれません。男女というか陰陽のバランスが取れれば安定はしやすいですから。
どっちが表裏になろうとも、カップルならば結局手を取り合って動いているので。
(あくまでも相性は良いのではないか、という話なので、結局は個々人同士で決めることですから余計な口出しは本当に余計、ということでね。もう黙っとこうと思いますけども)

 

女性の願い。
堅苦しく考えないで良いのですが、女性がまず愛情や誠実さをもとにした願いを持つなら、女性だけでなくたくさんの人を包み込めるものになるかもしれません。

それでは、ありがとうございました。

 

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