陽気を男性にあげるとはどういうこと?
女性の陰気の役割って、何?
©VOICEVOX:四国めたん
まずは陽気と陰気の説明を少ししましょう。
陽気
男性。ポジティブ。明るい、軽い、表、決断力がある。反面、思慮が足りない、独断専行型になりやすい。
陰気
女性。暗い、重い、裏、優柔不断。反面、優しい、思慮深い、穏やか、冷静。
仲の良いカップルは、女性は内側にある陽の核を男性にあげているというものです。
その代わりに男性から陰の核をもらうという、それでもってお互いのバランスは良くなり、パートナーシップも良くなるよという。
この記事ですね。→【陰陽】男女の愛情の質の違い
今回はその「陽気(陽の核)をあげる」の具体的な話をしましょう。
男性は内側に陰の核を抱えています。白い部分の黒い●がそうです。
ただ男性が持つ陰気は、女性的な優しさと言うより「暗い、重い」の意味合いの方が若干強いかなと思う。
というのも、仕事に行く前の男性は調子が悪い時だと平気で数時間「あれが嫌だ、しんどい、行きたくない」と愚痴を抱えることがあるからです。
それを表に出すタイプなのかどうかはさておき。元々仕事とは、現代ではなかなか安全な社会になりましたが、昔は狩りです。猛獣がうようよいるような場所へ行っていたわけですから、それなりにストレスはあるでしょう。それでも昔ほど危険はないんですが。
他にも「いや、無理だって。社会は厳しいもん、簡単に上手くいくはずない」と可能性をつぶすようなことを考えたり。
多いですね、外では明るい、覇気があるように見える人でも、実はかなり内向型な人。
意外かもしれないけど、明るいと暗い、両方あるのが普通なんです。
そこで女性の持つ陽気をあげるわけですね。
「彼女は僕の人生のチアリーダー」
なのですから、「〇〇くんなら出来る!大丈夫」という前向きな言葉で送り出すことで、彼もなけなしの勇気を奮い起こせる、というもの。
仕事のことを女性にとやかく言われたくないタイプの男性もいるし、悩んでいることすら気づかれたくない男性もいます。
話を聞きだされたくない男性もいます。
タイプによるので、どんな励ましや応援が良いかは人によるのですが、共通して言えるのは「彼に前向きさや可能性を伝える」こと。
「大丈夫大丈夫!」
とあっさり言うのでもいいし、
「昨日のことばかり言って、明日が良くなる?悩むより考えた方がいいのでは?」
「目的のために〇〇が必要なんだったら、それを得れば良いじゃない」
「やり方が分からないなら、知れば良いよ」
「色んな可能性を考えたなら、次は行動!」
と、やんわり解決に向かわせるなど。
プライド高い男性なら、これを女性に言われると嫌がるかもしれないですけども。
側にいて話を聞くだけでも良いし、愛情を言葉にして伝えるのも良いでしょう。
「いつもありがとう」これ良いですよ。
手料理をふるまうのも良いですよ。
人間て落ち込んだり、ちょっと悩んでる時でも美味しいものを食べている間は余計なことを考えなくて済む、というのがあります。
お腹が満たされると多少、気持ちは明るくなります。
好きな料理を出してあげるのも良いでしょう。
女性の笑顔には敵わない、と感じる男性はかなり多いです。やっぱり可愛いらしい。
笑顔は最大の陽気ですからね。
お笑いなどを見るのはすごく良いんですけど、テレビに向かってだけでなく、彼に対しても微笑んであげましょうね。
「一緒にいると楽しいね」という意思表示をしてあげましょう。
インドでは、「妻が輝かなければ夫を喜ばせることは出来ない」
「妻が輝く時は家中が輝く。彼女が輝かない時は一切が光を失う」とすら説かれているとか。
実際に奥さんがいなくなってから一家離散という話は日本でも少なくない。
さらに仕事が出来る男は基本的に女性を大切にしている率が高いというデータもあります。
これはけっこうホステスさんたちも口をそろえて言いますね、一流の人、社長さんクラスの男性ほど愛妻家と。
これが「陽気」をあげることの大きな価値かもしれません。
たまに「私が代わりにやってあげる」とか、「見てられない。もう私がするから引っ込んでて」という女性の陽気の暴走も見ますけど、あれはまあ、男性は立つ瀬がなくなりますね。
あるいは、本当にそれで良いんだと勘違いして、何もしないぐうたらダメンズになる人もいる。
「代わりにやってあげる。あなたは頑張らなくて良いのよ」
「稼がなくってもいいよ」
なんて言おうものなら、いい男なら逃げるか、ダメンズなら彼女に寄生するかも。
それと、「情けない」とその陰気を否定するのも違います。
その苦しみを否定するのは陽気ではありません。
一部本当に情けない男性をのぞいて、ほとんどの男性はそれでも前に進まないといけない、と分かっていますから。
本当は前に進む力が欲しい。
そしてそれを与えられるのは女性だということです。
「だってモテたい」から料理や音楽をやり始めた男性は多いですよ。
アイドルだって、女性から黄色い声をもらうことでより自信を強めています。
(男性アイドルの寿命が長いのはファンが女性だからという説アリ)
陰気はそもそも「器」でもあります。
陽気を相手にあげるためには陰気も必要、ということになります。
女性側の方が受け取る意味での陰気が強いので、そういう男性の嫌な面の陰気を、いったんは受け入れる。
彼の陰気を
「でもさあ」
「そんなん言うけどさあ」
と途中で遮るとあまり良くない。話は遮ると良いことないですね。
まあ、しんどい時はあるよね、とその上で、「〇〇くんなら大丈夫だよ。私がそばにいるから、ちょっとずつでもやっていこう?」という陽気に換えて、彼にあげるということです。
また歩いて行けるように。
注意としては女性は共感能力が良くも悪くも高いんですよね。
だから彼の陰気に引きずられてしまう可能性がある。
「かわいそうに、よしよし」
それだと、陰気に陰気をプラスしているだけなので、良い方向へ向かいません。
必ず、良い方へ行く。転がってでも良い方へ、という考えが大事です。
「辛かったんだね、でもいい事もきっとあるよ」
それが陽気です。
陽気だけだと、たとえば赤信号なのに「大丈夫、大丈夫!事故なんか起きないって!」と渡ってしまうようなもの。
陰気も必要なんですよ。
だけど陰気だけだと、進むことが出来なくなります。
「一歩踏み出したら信号変わっちゃうんじゃない?車が来るかも、いや、バイクが飛び出してくるかも!」
と不安で不安でいっぱいいっぱいになります。
だから陰と陽、両方のバランスが取れているのが非常に大切です。
そうしたら、「青になった。右左確認した。問題ない。さあ信号を渡ろう」となります。
そして男性からもらったものを質の良いものに変換して、還元していくということです。
その循環が上手くいくと女性の方にも質の良い愛情が与えられるようになるし、それを男性にまた返していくわけですから、より純度の高いものにしていくことが出来るよ、ということです。
陽気を「あげる」。
これはかなり大事。
人間関係のことは必ずうまくいくとは言えないのですが、それでもやはり、振り返ってみると良い学びになったなあと思うことがほとんどです。
陰陽のことはその学びにわかりやすい「定規」を与えてくれるものだと思います。
セルフでもこれは出来ることなので、自分の中にある陽気、陰気、を意識してみると良いと思います。
自分でしっかり考えて、決める。
自分に与える、自分を受け入れる。
誰かに相談するのも良いですが、相談相手も結局自分で選んで決めています。その意見を取り入れるか否か、も結局は自分次第です。
そうやっていくうちに精神的にも成熟していくので、他人に依存しないで済むし、人間関係のバランス感覚も良くなるんじゃないかな。
陽気・陰気は育つものなので、良かったらちょっと意識してみて下さいね。
そして減ることはありません。
良いパートナーがいるなら、どんどんあげて、またもらって、良い関係を築いていってください。
それでは、ありがとうございました。