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私が腸活をおすすめしないわけ

 

まず伝えておきたいのは、腸をきれいにする、腸内環境を整える、ということ自体は間違いなく体に良いことですし、腸で作られるセロトニンは精神にも良い影響を与えますから心と体のために良いものであるとは言えます。
腸と脳がつながっているのも否定しません。
(でもほかの臓器も脳と繋がっているはずなので、腸だけが注目されるのはちょっと違うとも思う)
腸を大切にする。
それは間違いなく良い事です。

ただ、「腸活」となると「腸に重きを置いた考え方」になってしまいます。

 

腸は五行で言うと大腸は肺、小腸は心臓に含まれます。
五行では相生相剋関係というものがあり、隣り合うものは育むけど、星を描く矢印はその対象を抑える、強過ぎると攻撃を加えることになります。

大腸、小腸、肺、心臓。
これらに重きを置くとどうなるのか。

木が肝臓、火が心臓、土が脾、金が肺、水は腎臓です。黒矢印が相剋で、言い換えると攻撃です。バランスが良ければ向かう先を適度に抑えてくれます。
点線矢印は相生で、向かう先を育みます。

 

五行の関係から行くと、金である大腸を意識しすぎると肝臓を痛めます。
肝臓とは毒素を分解するために働いている臓器。
さらに日本人は肝臓が若干弱く、女性は男性よりも弱いと考えられています。
男性の半分の飲酒量で肝障害が起きやすい、と言われていますのでね。

小腸を意識しすぎるとどうなるのか。
五行で言えば、小腸は心臓(火)に含まれますから、これも皮肉なことに肺、つまり大腸を痛めてしまうのです。

一口に腸活と言っても、大腸小腸でその働きが違うのはもちろん学ぶでしょう。
その上で適切な食材を選んでいるはず……なのですが。

 

腸活で勧められている食材22選

(横に書いているのはそれぞれこの臓器に良い影響与えるよ、というもの)

納豆 脾
キムチ 肺
キウイフルーツ 腎臓
きのこ 脾臓
ヨーグルト
(ヨーグルトを食べると便が出やすくなるのは、体に合わないものだから、という説があります。
体に合わない刺激が入ることで、早く出さなきゃ!と腸が焦って便として出させているという。つまり便が出るヨーグルトは、体に合っているものではなく、体に合わないものを摂っているということになる……かもしれないということ。)
りんご 脾 心臓
玄米 脾
豆乳 肺
オリーブオイル 肺
にんにく 脾 肺
たまねぎ 脾 肺 心臓
チーズ 肺 肝臓 脾
豆類 ほとんど脾
ごぼう 肺
大麦 脾
ひじき 腎臓
アスパラガス 肺 心臓 肝臓 腎臓
ねぎ 肺 胃
バナナ 胃
コーヒー 心臓
アボカド 肝臓
オリゴ糖 脾

肺が9 心臓が4 脾臓が10 腎臓が3 肝臓が3

以上並べてみましたが、やはり「肺」「心臓」に効くものが多いですね。
脾臓に関しては、ほとんどの食材は甘味を持っているので、ないものの方が少ないと言えます。
腸活では腸に効くものを紹介するので、大腸と繋がっているのは肺ですから、当たっているのは当たっています。

 

肺(大腸)が活発化しすぎると肝臓を弱らせます。
腸活で調子を崩したのは女性が多いのは頷けるところ。

腸活をやり続けていた妊婦さんが突然呼吸困難になり、パニック症を起こしたという話もあります。
腸活のためにはお肉を控え、魚に切り替えるのが良い、というのを実践していたとか。
魚は確かに体に良いです。オメガ3も脳のためにも摂っておきたいものです。
ですが過ぎたるは及ばざるがごとし、彼女はお肉を食べないでいたために貧血状態となり、そのためにパニック症を発症したと考えられているとか。

玄米に関しても妊婦さんは健康に良いなら胎児にも良いだろう、と食べ続けていざ出産。
すると母体も生まれたばかりの赤ちゃんも貧血状態で、すぐに輸血をしないと危険な状態だった、と言う話も。
生まれてすぐに輸血というのはかなり酷な話です。
お母さん自身も、体に良いと信じてやっていたのですから誰が悪いというものではありません。

呼吸困難に関しては、やはり心臓(小腸)が活発になりすぎると肺(大腸)を痛めてしまう、の典型的な例と言えるでしょう。
というのも、心臓のためには排水が必要で、でも肺は水分が大好きなんです。
水分がないと呼吸がしづらくなるので、乾燥シーズンである秋に体調不良になりやすいんです。

 

大腸から小腸へ、攻撃することなく栄養を渡したいなら脾臓を通過させる必要があります。
さらに小腸(心臓)に栄養を運んでいるのは肝臓ですし、肝臓を育んでいるのは腎臓です。

腸活、と腸に重きを置くのではなく、五行(もっと言うと全身)をまるっとまとめて意識しなければなりません。

東洋医学では生殖器を腎臓のグループと考えています。
そして女性は生殖器がお腹の中にあります。
妊婦さんの話が多かったように、こういったお腹の中のことは女性は影響を受けやすいと言えるでしょう。

腸内環境のためオリゴ糖や、それを含むはちみつなどを多用して、結果他の臓器、特に腎臓を弱らせている可能性も考えられます。
オリゴ糖やはちみつは私も好きですし、適度に使えば健康に導いてくれるものなので、これらを否定するわけではありません。

 

男性は生殖器が外に出ているので、女性よりも悪影響を受けにくいかもしれません。
(だから運動なども、男性向けと女性向けに分けられるはずなんですが、一緒くたにしているものが多い。これは危険だと思う。例えば腹式呼吸は女性には向かないはずである。性器がお腹の中なのに、呼吸とともに内臓をしぼるようなことをしていれば、おそらく性器脱の可能性が出てきてしまう。肺が呼吸器官なのだから、やはり胸式も大事)

 

もう一度書いておきますが、腸内環境を整えるのは大切です。
やはりセロトニンも出るので精神面にも良いですし、消化が良いのは健康の基礎の一つ。
不要なものを出して体を軽くするのは大切です。

 

あくまでも、バランスが大事ですよ、ということなんです。
腸に重きを置くのではなく、全身のことを考えようね、ということ。
肝臓、腎臓、脾臓、肺、心臓、とそれぞれをちゃんと大切にして、その中に腸活を加えるということです。
腸活は健康活動のための一つであって、一つでしかない。
腸活で全て良くなるというわけではありません。
もちろん食事だけで体が良くなるわけでもありません。

 

でも全身を大切にすれば、ちゃんと体は応えてくれます。
きちんとバランスの良い食事を摂って、体を労わってあげましょうね。

 

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