あなたには「目的」はありますか？

あなたには目的、あるいは願望がありますか？

日々の小さなことかもしれないし、大望があるかもしれません。
何もない、ということならば、ぜひ何か人生の目標を立ててみることをお勧めします。
自分の中の願望、目標は人にわざわざ見せることはありません。
恥ずかしいと思う必要もありません。
「良い男と結ばれたい！」
「お金持ちになりたい！」
と、声に出すのはちょっと恥ずかしいような目的だって良いわけです。
失敗するかもしれない？
失敗したら、また挫折したら……としり込みする気持ちはわかりますが、しかしあなたにだって失敗しなかったことはたくさんあります。
だって息してるじゃん！
歯磨きも出来ます。
髪を結ぶことも出来ます。
自分の中にある「出来て当然」は、意外と奇跡のようなことが多い。
体調を崩すとトイレに行くことすら辛くなることがあります。
でもふつうに暮らしていて、トイレにふつうに行けるのなら。
ふつうに食事が出来るのなら。
そのふつうってすごいことなんですよ。

「星をつかもうとして手を伸ばしても、なかなかつかめないかもしれない。
でも星をつかもうとして、泥をつかまされることはない」
——レオ・バーネット

少なくとも努力したんだ、ということ、その時々で一生懸命やったことは大きな財産になります。
私も夢半ばで終わったこともたくさんあるのですが、その時に身に付いたのは「やっていれば体や脳がちゃんと覚えてくれる」です。
そしてやろうと思って努力し、こうすればうまくいくかも、と工夫したこと、基礎をまた習いなおしたことは、今でも支えになっています。
木の勉強、絵の勉強は今でも役に立っていますよ。
プロにはなれなくても、趣味として人生を豊かにしてくれています。体力もついたし、メンタルも鍛えられた。努力のコツもわかった。
意味ない、と思えることが、不思議と違う分野で役立つものです。

目的を立てると面白いことが起きます。
いうなればカーナビのような考えが出来るようになります。
目的地を設定すれば、自動的に必要なルートが出てくるという感じ。
一番近いルートはこれ、安全なルートはこれ……と。
自分の中にあるカーナビが自然と動き出すイメージですね。

私は皮膚病持ちですが、どうしても薬に頼りたくなかった。
出来れば食事か、他のもので出来ないか……と。
この時点での目的としては「持続可能なスキンケア」です。
病気のために処方されたステロイド薬のお陰で湿疹の症状が和らいでいたことがあり、ステロイドが終わった後また皮膚病が再発したので
「ホルモン良いんじゃない？」
と安直に考え、イソフラボンのサプリを飲み始めました。

一時は良くなりましたし、体も軽くなって
「やっぱりホルモンってすごい」
と思ったものです。

ところが、やはり皮膚病は悪化。
数年が経ち、良い治療法は見つからないまま。
しかし
「絶対治す」
と決めていた私。
エッセンシャルオイル、アロマテラピーなども調べてちょこちょこ知識は集まりました。
今もアロエベラを使い、なかなか良い感じになっています。

そんなある日、たまたまネットで発見したのが「か〇のすけ」さんです。
彼の勧める洗剤を使って衣類を洗えばかゆみが治まり、シャンプーを変えればかゆみが治まり、スキンケアコスメを変えればどんどんマシになっていくお肌。
美肌なんて遠い遠い、と思っていたにも関わらず、一年待たずにいいお肌に。
使える化粧品もわかったので、メイクも楽しめるようになりましたね。
遅れてやってきた青春。
いくつになっても諦めることはない、というのが実感出来ました。

更に薬膳のお陰で肌だけでなく、消化能力が上がったので胃薬も飲まなくて済むようになりました。
お肌もけっこういい感じになるし、生理痛ともうまく付き合えるようになりました。

今でも湿疹が出たりするのですが、
「必ず何とかなるものだ」
ということが理解出来ました。

以上のたとえで言うならば、これらの目的は「健康であること」です。
当時は「持続可能なスキンケア」と「病気克服」でしたが、目的は「健康」に書き換えました。
その意味については下。

目的のために薬膳、美容系オイル、そしてスキンケアに関する知識が集まった。
自力で集めた、ともいえるのですが、かずの〇けさんについては本当に偶然でしたし、その偶然来た情報が一番大きな力になったので「集まった」と思っています。

もし私が皮膚病のことを諦めたらどうなっていたでしょう。
薬に頼らず治したい！と思わなかったら。
多分、今でも病院通い、薬代でお金は消えていき、新たな知識を得ることもなく日々悔しい思いを抱えながら生きている……かもしれません。

正直皮膚病にならなければ、ここまで知識を仕入れなかったかもしれません。
体が弱くなかったら薬膳を始めなかったかもしれません。
そうなると周囲の人に対しても偏見を持って接してしまっていたかもしれません。

そう考えると病気そのものを否定しきることは出来ないし、感謝とまでは言えなくても、ならなければ良かったとは思えないのです。

さらに怠け者な私のこと、油断するとまた体が弱るよ、という状況なので日々そこから逃げるために健康を目指すという……なんというか強制的ポジティブループに入れるのである意味、良い危機感になってくれている気もします。
知識自体は一生ものですし、肌だけじゃないこともカバーできるものです。
それに、こうやって情報を発信する立場になって、読んで下さっているあなたと繋がれたわけですからね。
もしお役に立てていればなお幸いです。

（皮膚病に関しては根治が出来ないと考えられているので、治すというのは適切ではないですが、ただの決意表明ですから見逃してね）

何が言いたかったかと言うと、「目的」というのはものすごい力を授けてくれるよということです。
仕事でももちろん、成功させると決めれば成功のための方法を探しまくるでしょう。
人というのは目的に引っ張られて意識も変化します。
そうなると目に入る情報がちょっと変わるんですよね。
そして得られる知識を活用すれば良いんです。

ユーチューブやネット上では、「この人にはこういう情報がおすすめ」と表示される動画などがあります。
私の場合はユーチューブは「お買い物系」「DIY系」「猫系」動画が多いです。
そういう感じで、例えば「仕事　成功」と検索をかければ色んな知識が見つかるでしょう。
いっぱい表示されるようになります。
これが偏った情報になってしまい、バランスを欠くという恐れもあります。
中には良いものも、あんまりよろしくないものもあるのですが、適切な知識があると
「この動画はすごいぞ」
「この動画はいまいち」
と目利き出来ます。

目的意識を持つというのはかなり大事です。
思った以上の成果を届けてくれることがあります。

さて、目的と目標は微妙に違います。

目的はいうなれば「ゴール」です。
目標はゴールに至るまでの途中途中の道しるべです。
目的に至るために必要な小さな目標……以上の例でいえば、「スキンケアの知識を集める」が目標ですね。
そのため「治す」は目標としては良いです。
ですが、目的にしてはならない。
なぜならそれは「努力」だからです。

努力を目的にしてしまうと、延々頑張り続けないといけないことになります。
だって努力が目的だから……ということ。
そして「治す」が目的だと、それは治すの素である「病気」がないと成立しません。
そうなると病気がちな体になりかねない。
だから「治す」は目標ではあるが目的ではない、という風に考える必要があるわけです。

「〇〇のために頑張る」
「ダイエット」

と、努力を連想させることは目的にしない方が良い。

それよりは、

「理想体重」
「理想体型」
「健康体」
「恋愛成就」
「家庭円満」
「仕事での成功」
「お金持ち」
「海外旅行」
「好きなところで生活」

と、シンプルかつ具体的、そしてやれば人生が豊かになるものを目的とし、はっきりとした目的があるなら文章にしましょう。
そしてその目的を達成するための小さなやるべきこと、を目標に設定すればその方がおそらく効率が良いはず。

「家庭不和をただす」
「仕事で頑張る」
「ダイエット頑張る」

ではなく、

「家庭円満」
「仕事で成功」
「理想の自分」

この方がわくわくしません？
家庭不和をただす、というのも、正した後のことがない。そうなるとまた家庭不和をただすために不和にしなければ……という負の連鎖になりかねません。
（ちょっと屁理屈だったかな）

目的がちょっと変化すると、意識も変わります。
「ダイエット」なども、もともとの目的は何でしょうか。
きれいになることかもしれないし、モテたいからすることかもしれない。
健康になりたいから、というのもあるでしょう。
着たい服があるとか、彼氏を喜ばせたいからとか。
それらが目的の場合、違うアプローチも出来るかもしれませんよ。
もしかしたらダイエットに心を占領されて、本来もっと簡単にきれいになれる方法があるのに見逃している可能性すらあります。
あるいは体型含め、君の全部が好き、という男性がいるかもしれません。その場合本末転倒ですよね。
（ダイエットした途端、付き合いが悪くなってモテなくなったという女性がいました）
まあ、健康は意識して欲しいのですが……。

そもそも努力とは目的達成のために尽力すること。
苦労するという意味ではありませんし、好きな事のためなら努力してる感なしに自然と努力します。

それでは次のページで目的と目標の立て方の一例をご紹介しますね。