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心理 生活 音声読み上げあり

「ねえ、どっちが良いと思う?」に潜むワナ

正直、返答に困ります、これ。

©VOICEVOX:四国めたん

 

Xジェンダーで、女性的感覚になっている時でも男性脳に偏っていることが多い私。
子供のころから女子同士の会話が苦手でした。
男性的な思考だと、共感の前にアドバイスしてしまうんですよね。
「ああしたらいいよ」
「こうしたらいいんじゃない?」
って。
そういうこと言うと場がしらけるというのは感じていたのですが、女子同士の会話というのは結構男性脳には厳しい……。

 

まず、なぜその質問の真意がわからないのか。
「どっちが良いと思う?」
Aかな、と答えたら答えたで、
「そういうんじゃないんだよね……」
「わかってないな……」
という流れ。

なんとなく言われるとバカにされた気分になります。訊かれたから答えたのに、と。
「じゃあ自分で決めればいいじゃん。好きにしたら?答えが決まっているのになんでわざわざ訊くの?」
となって会話が途切れます。
「違うところに出かけたいんだよね」
「じゃあ、〇〇に行く?」
と返せば、
「そういうんじゃないじゃん」
なら、どういうのなんだ?

女性脳に傾いている時、会話そのものや、意見の交換を楽しみたいというのはわかるのですが、男性脳の時にはこれが激しく苦手。
会話が嫌というわけではもちろんないのですが、ちょっと流れが違うんです。

そう、目的がわからないんですよ!
「違うところ」とは、どういうことなのか?
いつも行く買い物の場所じゃないところとは、ショッピングモールなのか、コンビニなのか、それとも、買い物に行きたくないのか?
屋内ではなく屋外なのか、外食がしたいという意味なのか。
遠出したいのか、近くで良いのか。
考えられる可能性は意外と山のようにあります。
あなたの中には答えがあるのでしょう。だから大げさなことをわざわざいう方が、なんだかまだるっこしい。
しかしあなたの心の中は見えないので……「察して」はかなり難しいです。

それともただ単に
「あ、行きたいよね。空気換えたい」
「でしょ~」
という会話にしたいのか。

その言葉の先にある目的が分からないので、
「ねえ、どっちが良いと思う?」
と訊かれると
「(こっちの意見を聞いているのかな?じゃあ)Aで良いんじゃない?」
になってしまうんですよ。
「はぁ?私の気持ちを考えて」
と後で言われても、困るんですよ。
だったら先に言って欲しいんです。
「私としてはこうしたいな」
「これで迷ってるんだけど」
って言ってくれると次につなげやすいです。
だってわかりやすいですからね。
目的が。

 

男性に察して欲しいのはわかります。気を利かせてくれたらなあ、とか。
でも、ちょっと苦手なんですよ。察するって。
とある男性が言っていて気づいたのは「女の子は説明をしてくれない」というもの。
女の子っておしゃべりな気がするけど……?
と思っていたけど、確かにそうだなあと。
急にすねたり、キレてるように見えてしまう。
だってその時その時は「良いよ、良いよ」って言ってたし、説明もなかったし、注意もされていない。
情報や答えを与えられていない状態では、どれが正解なのかわかりません。
「ねえ、どっちが良いと思う?」
「Aかな」
「A?センス悪っ」
えっ、急に機嫌が悪い?
なんでだ?何をやらかした?
Aって選択肢じゃないの?良いって思ってたから出したのでは?
「もういいよ。知らない、サイテー!」
・・・何が?
と混乱の極みです。

 

答えなんて自分で探すもの……かもしれませんが、その答えというのは、個々人によって変わります。
状況や関係性でも変わります。
けっこうご都合主義に相手にして欲しい「答え」が変わるんです。
あなたにとって心地いい「答え」は、相手にはまるでわからない次元のものである可能性があると考えておいた方が良いでしょう。

 

男性女性問わず、歩み寄りが大事ではないでしょうか。
男性でも、上手い方なら
「どっちも良いね。僕としてはこっちが好きかな?」
「Bの方が似合うと思うよ」
と答えられると思います。そんな優しい、慣れている男の子は意外と多いものです。ただしその男の子は「慣れて」います。
でも男の子にそんな対応を期待しているばかりで良いのでしょうか。

 

中には、
「奥さんは子育てが苦しいようだ、彼女は「助けて」って思ってるはずなのに、僕に言わない。
なるべく察してあげたいけど、何をどうすれば良いのか分からないんだよな。
だって皿洗いも料理も、彼女僕がやると後でため息つくんだよ。挙句の果てにはもう何もしないでって。
子育てに参加したいのに、抱っこの仕方が悪いって。おむつ替えだって、下手だからって」
という察したいのに出来ない、という方も。
本とか読めばいいじゃん、と思うかもしれません。
でも彼としては必死に考えやっているのに、奥さんの期待に沿えないからどうすれば良いかと聞きたいのに、
聞けば聞いたで「そんなこともわからないの?」
と返されます。
おむつって、最初から替えるの上手い人いるのでしょうか?
確かにそれで子供がぐずつくかもしれないので、そりゃ上手い方が良いんですけど。
女性は「わからない」と言っても受け入れられるのに、男性のそれは受け入れられないようです。

 

友人でも親戚でも、他人の女性のキッチンに立ったことってありますか?
キッチンってどこに何があるか、その人にとって使いやすいようになっているので、お手伝いで入ると意外と勝手がわからないんですよ。
そこはキッチンの主である女性が「あ、そこにお皿があるから、人数分取ってね」と言ってくれると動きやすいです。
中には
「友達がごはん食べに来て、皿洗いとかやっていってくれるけどどうしても嫌で、私もう一度お皿洗って、除菌スプレーふって、布巾洗いなおさないと本当に気持ち悪くていや」
という女性もいます。
「ま、まじか……」
と私はなりました。
彼女はちょっと神経質かもしれませんが、そういう人もいます。
男性からするともっとどうしていいかわからないでしょう。正解は教えてもらえず、ダメ出しだけならもうお手上げです。

 

ここは一歩歩み寄れれば、その分あなたは他の「察して女子」よりリード出来ます。
女性からでも
「どっちが私に似合うと思う?」
「どこどこに着ていくつもりなの、TPOで言ったらどうかな?」
「お出かけしたいんだけど、気分変えたいから公園とか行きたいな」
「ここ行きたいんだけど、ちょっと問題ありなんだよね。どうすれば良いかな?」
など、出来るだけ具体的に目的とか、そういうのを言うようにすると良いのではないでしょうか。
だいぶスムーズに会話が始められます。
男性脳としてもすんごい助かります!いや、その時私関係ないけど!
彼の好みが知りたいなら、素直に言った方が良いかもしれません。
「あなたの好きな色はどっち?」
「どんな料理が食べたい?」
「デートでどっち着て来て欲しい?」
お互いのためだと分かれば、きっといいアドバイスをくれるのではないでしょうか……という話。
これが出来るようになると、男性とのお付き合いそのものもスムーズになるのではと思います。

 

重い荷物だって、
「重いこれ」相手をチラチラ(察してよ)
ではなくて、
「重いこれ。〇〇君、持ってくれない?」
と言った方が早いですよ。
「そんなのも持てないの?情けない」という人もいるでしょうが、中には持ってくれる人も現れるかもしれません。
経験上年配の方は女性に面倒くさいのを丸投げしてましたが、若い男性ほどやってくれます。
頼られたい、のは男性性の本能なので、けっこう良いと思いますよ。
「ありがとう」
と素直になれば、接点も増えていきますから。

 

というわけで、「ねえ、どっちが良いと思う?」の返答の難しさとちょっとしたコツについての話でした。
共通の目的が出来ると、男女に限らず人間関係はより信頼と深みを増していきます。
ただのデート、ただの日常と侮るなかれ、そこにこそ小さな信頼が積もっていきます。

 

たまには会話のスタートに、「目的」を意識してみるのはいかがでしょうか。

 

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