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Tale of Empire ー復活のダイヤモンドー 小説

Tale of Empire ー復活のダイヤモンドー 第36話 流れ出る怒り

2023-04-29

 ダイヤモンド山の頂上のほど近く、そこに丸く造った人工の湖がある。
 スティールは二人減った弟分とプルメリアを連れそこに立っていた。
 他の鏡の通路は潰されたらしい。これで逃げることも行くことも出来ない。
 マグノリアは準備があると言って先に行ってしまった。スティールにここで待つよう言って。
 透明な水をたたえた湖はスティールを映す。
 だが、鏡のような水面にうつる彼の目には何も映らない。
 ピオニーとマグノリアと共に王国を乗っ取っても、何故か虚しいばかりだ。
 いや、虚しさは募るばかりだ。
「何の意味もありゃしねえな……」
 そう自嘲めいて呟けば、登ってくる数人の足音に気づいて顔をあげた。
 プルメリアも、緑色の目をそちらに向けていた。
 その目は輝いている。
 それはそうだろう、そこにうつるのはシリウス達だからだ。
「よぉ」
 声をかけると、迷いのない目がスティールを見た。
 その目は青いまま。
 スティールはようやく生気を取り戻した気分になった。
「ここで何をしてるんだ?」
 シリウスは構える気配のないまま、そう言う。
「何、ねえ。マグノリアがここで待てと言うからさ。俺にはもう、行くところもないんでね」
「アイリスの王になったんだろ? やるべきことは腐るほどあるはずだ」
「かもしれねぇな……面倒だよ」
 スティールは外に目をやった。
 空気はやや薄く、冷えている。
 眼下に見えるのは登ってきた道のり。人の気配は少なく、生えている植物も限られている。
「登ったら、もうそれで終わりだ。先はない。見えるものもない。ついてこれる奴らもいない」
「それはどこでだって同じだ。自分の立っている場所に他の者は立てない」
「どうだかな、どかせば立てる。俺はずっと、それを望んでいた」
「どういうことだ?」
「邪魔な奴がいたんだ。そいつがいるお陰で、俺はいつだって蚊帳の外だ。そいつさえいなけりゃ、俺がそこにいたはずなのにって」
 スティールは足下の小石を拾い、投げ捨てた。
「それで追い出したんだ。俺がそいつの場所に立った。……そのはずなのに、気づけばそいつは勝手に居場所を造って、また他の連中と一緒にいる。そして俺はまた同じところに追いやられるんだ。バカみてぇな話だろ?」
「スティール、お前は当代1の戦士だ。プラチナも信頼していた。なぜ卑下するんだ?」
「お前がいるからだよ」
 シリウスの優等生な発言に、スティールはイライラを募らせた。
 久しぶりに感情が沸き立つのを感じる。
 ようやく楽しくなってきた。が、シリウスはやはりそれに乗ってこない。
 いつもそうだ。彼はスティールと同じ場所にいないのだ。彼は常に前に立ち、背中しか見せないのだ。
 それが腹立たしくて仕方ない。
「お前のせいだよ、シリウス。全部、お前がいるせいで俺はいつだって二番なんだ。どうせなら徹底的に負かせよ。中途半端に情けなんかかけやがって、余計にムカつくんだよ」
 槍を持ち上げ、穂先を現す。スラッと金属が鳴る。王国軍によって磨き上げられた鋼のそれは、竜人族の手によるものよりずっと強く、鋭い。
「シリウス……」
 ジャスパーはシリウスを見たが、シリウスは振り返らないままスティールの元へ一歩踏み出す。
 彼の持つ槍は竜人族のそれだ。
 不格好で、柄は頑丈。頑丈なだけが取り柄。
「スティール、お前はずっと誤解しているんだ。お前以外にお前はいない。なぜそれが分からない?」
 シリウスは槍を構え、スティールを見据える。
 そこに殺気はまるでない。
 いつまでも本気にならない彼に、スティールはカッと腹の底から燃えるものを感じる。
「分かってないのはテメエの方だ!」

***

 踏み込んだスティールの一撃を合図に、残る二人の弟分もロータス達に向かってきた。
 岩や石がごろごろしているため、足場は悪い。
 ジャスパーとフェンネルが前に出て応戦する。
 ロータスとオニキスは細身の剣を抜いた。ロータスはシトリンに視線を送る。
 プルメリアだ。
 シトリンはすぐに意図を察し、小槍を構えながら徐々に距離を取る。
 ロータスは向かってくる槍をはじき、剣を突き出すように繰り出す。
 相手がよろけた隙にシトリンは駆け出し、プルメリアを抱き上げると後方へ下がった。
「良かった! 無事?」
「大丈夫……」
 プルメリアの弱々しい返事を聞くと、ジャスパーは「これで遠慮はいらない」と大股で詰め寄る。
「仲間を売るなんて最低な野郎だ。もう野郎でもないかもしれないが!」
 ジャスパーは一薙すると、石に躓いた弟分の足に槍を突き立てた。
 甲高い悲鳴が響き、もう一人は逃げ出す。
「逃がすな!」
 ジャスパーの一声でフェンネルとロータスは同時に駈け出した。
 ベリルとルビー、オニキスの放つ矢が彼の行き先を阻む。
 細いが筋肉質な肩に、ロータスの剣が届く。
 バッ、と衣服が裂け、血が飛んだ。
 フェンネルの槍がそのふくらはぎを狙う。
「仕留めた!」
「良し、よくやった!」
 動けなくなった彼らを連れ戻る。眼前にはスティールと打ち合うシリウスの姿だ。
 ロータスは剣を納めないままそれを見ていたが、はっとして岩肌に目をやった。
「マグノリア……!」
 白髪が風に流れていた。

***

 ギギギッ、と嫌な音を立てて穂先が摩擦する。
 火花が散る中、スティールは犬歯を見せこちらを睨みつけていた。
 殺気に似ているが、違う。
 シリウスは鋭い鋼の一撃に頬をかすめられ、血と共に銀髪が散るのを見た。
 スティールのどこか投げやりな態度に、シリウスは違和感を覚えていた。
 精巧さに優れていた彼の槍筋がおかしい。
 だが重く鋭く、体に一撃もらえば命がないだろう。
 スティールは槍の柄を足で蹴り上げ、シリウスのすねを撃った。
 思わず膝をつき、その隙に重い穂先が振り下ろされる――「シリウス!」と、ロータスとベリルの声が聞こえた瞬間に、柄でそれを受け止めた。
 ズン、と重い衝撃で手が痺れた。
「なあ、負けを認めろよ、シリウス!」
「認める? お前が当代1の戦士であることは、誰も疑わないだろ」
「そんなものが欲しいんじゃない!」
 ガンッ、と耳をうつような音を立て、もう一度振り下ろされる。
「俺を無視しやがって!」
 もう一度だ。重みで腰が揺れてきた。
「スティール! お前の誇りを守れるのはお前だけだろ! 俺が認めたからといって、何かが変わるわけじゃない!」
「説教はたくさんだ! クソ野郎!」
 スティールは柄をぐいっと下げると、まっすぐにシリウスの腹を狙って突き出した。
 シリウスは柄でそれを受け止めると槍を手放し、そのままスティールに体当たりする。
 押し倒し、のしかかり、その頬を殴った。
「下らない劣等感のために仲間を売ったのか? お前があの魔女と通じ、竜人族と王国軍の戦を起こしたのか? ふざけるな! 何人の命を犠牲にしたと思ってる? お前のせいで!」
 スティールの胸ぐらを掴み、その頬をうつ。
 何度も何度も。
 その先は崖になっていると気づかないまま。
「ダイヤモンドも壊れた。伝統すら、お前は汚したんだ! 俺が認めなかったから? 俺に勝つため? そんな言い訳がきくと思うなよ!」
 シリウスは肩を掴まれ、思わずふりほどく。
 ジャスパーとロータスだ。
 彼らと目が合う。その時に足下は崩れ、スティールと二人落ちていく。
「シリウス!」
 ロータスの声が聞こえたが、そのままスティールともつれ合うよう落ちていく。
 ドサッ、と鈍い音を立てて落ちたのは洞穴の前だ。
 シリウスはその時、崖にあった鏡に気づいた。
 そこにうつる自分の目の色は赤。
 はっと息をのんだ瞬間、スティールが腫れ上がった目でこちらを見、満足そうに笑った。
「フン、ふははっ」
 スティールは歪んだ笑い声をあげる。岩肌はそれを反響させた。
「それだよ、それが見たかったんだよ、シリウス。お前の本気がよ!」
 鏡が揺れた。
「これは……」
「あの魔女、始めやがった。これから面白いことが起きるぞ。アイリスの大地がひっくり返るんだ!」
「何だと!?」

 長老はサファイアの遺髪を持ち、祈りを捧げていたが異変に気づいて顔をあげた。
 燭台がわずかに揺れているのだ。
 外に出れば、皆も何事か、と不安な顔をして出てきている。
「いかん、鉱山の者達をすぐに避難させるぞ!」
王国軍に連絡し、すぐさま行動を開始させる。
「長老!」
「ダイヤモンド山が目覚めたのだ。いや、目覚めさせられた。噴火するぞ!」

 ロータスは足下の微振動に気づき、「プルメリアを連れて逃げるんだ」とベリルとシトリンに命じる。
 オニキス達も退避のため動いている。
「王子殿下、あなたも」
「シリウス殿を探しに行くわ」
 と、様々な意見が飛び交う中、振動で石が転がり始めていた。
 このままでは道すら塞がれてしまう、ロータスは「シリウスは私が探しに行く」と告げ、供を申し出たフェンネルとジャスパーを引き連れ、彼らが落ちた崖に向かう。
「オニキス殿、ベリル殿達を連れて行ってくれ」
 そう頼めば、彼は力強く頷いて反発しようとしたベリルの腕を持ち、連れて行く。
「王子殿下、必ずご無事で。鷹を案内に飛ばします」
「ありがたい。彼女らを頼みます」
 そう言って背を向け、崖を降りる。
 まだ震動は耐えられる程度、だが時間の問題だろうとロータスは急いだ。
 フェンネルはひょいと岩を飛び越え、道行きを確認して二人を導いた。
 だが肝心のシリウスの姿はない。
 まっすぐに落ちたはずだ、と思っていたが、そうではないのか?
 視線を下げた時、足下に小さな血の痕を見つけた。
 シリウスか、スティールのものに違いない。まだ鮮やかな色をしていた。
「これを辿れば……」
「移動したんだな。先は……洞穴か」
 ジャスパーはこの穴は知らない、と眉を寄せた。
 フェンネルは迷わず入ったが、中は暗く足下すら危うい。
 ロータスは木の棒に脱いだ服をまき付け、油をかけると火をつけた。
 足下の血痕を頼りに追う。
 頭がすれそうなほどの高さだ。歩くには広いが、なかなか辛い。
「こんなとこに入っていったのかな」
 フェンネルはそう言うが、ジャスパーは「ああ」と確信めいて言う。
「なんでわかるんですか?」
「フェンネル、俺は耳が良いんだ。さっきから水の音が聞こえてる」
「じゃあ……」
「シリウスは目的地を見つけたんだよ」
 歩き続けると、ロータスの耳にも水の流れる音が聞こえてきた。
 それと同時に、光も。
 洞穴を抜けると、そこは空に通じる吹き抜けになっていた。植物も生え、不思議なほど平穏さに満ちている。
 シリウスはそこにいた。
「シリウスの旦那ぁ!」
 フェンネルは飛ぶように近づき、彼の無事を確認するとロータス達を呼んだ。
「無事だったか」
「スティールの野郎は?」
「もういない」
 シリウスの返事にロータス達は目を丸くした。
「湖だ。あの魔女と二人で行ってしまった」
 シリウスは歩き、その湖を示す。
 だが、もう湖らしきものはない。魔女が破壊していったのだという。
「だが鏡は見つけたよ。とにかく、ここから出よう。ダイヤモンド山の様子がおかしい。それに、スティールは不穏なことを言っていた」
「不穏?」
「アイリスの大地をひっくり返すのだと」
「……その前兆がこれか? まさか、ダイヤモンド山は噴火するんじゃないだろうな」
 ジャスパーの言葉にロータスは振り返る。
「そんな……それでスティールとマグノリアは退避したと?」
「そうだろうな。今は逃げるぞ」
 シリウスの先導で、洞穴を抜け、獣道を下る。
 そこからの道は分からない、とシリウスが言った瞬間、鷹が飛んできた。
 ロータスの腕に止まり、合図するように鳴くと再び飛び立ち、樹上で見守っている。
「オニキス殿の鷹だ。彼を追おう」
「よし」
 鷹はロータスの姿をとらえながら飛び立った。順調に道は続き、下山している。
 振動で小石が転がり始めた。徐々に石は大きくなっている。
「まずいな。急ぐぞ!」
 シリウスはロータスの背を押し、フェンネルに先行させた。
 もう人気のない集落跡にたどり着いたころ、人より大きな石が転がってきた。
 ズズン、と地鳴りの音は大きくなる。
 鷹は待っているが、そわそわと翼を膨らませている。
 道が分からないのだ。
「こっちだ!」
 しゃがれた声と共に、人影が飛び出てロータス達を導いた。
 長老である。
「祖父上!」
「王子、シリウス。こっちに小川がある。それを辿っていきなさい」
「長老はどうするんだ」
「まだ残っている者がいる」
 長老が指し示したのは、脚を折ったらしい鉱山夫の姿だ。
「担いで行く。長老は先に行ってくれ」
 シリウスの申し出を、長老と鉱山夫は首を横にふって断った。
「良いか? シリウス。もしもの時は生き残る者を生かすんだ。俺ではない、あの鉱夫でもない。分かるな?」
「だが……」
「覚悟は出来ている。この山で生きる者の宿命だからな」
「祖父上……」
「王子。会えて良かった。サファイアの決断は間違っていなかったのだ。とても誇らしく思う」
「まだ、何も話せていないのに……」
「想いは生き残るものだ。あなたが無事でいれば、それで充分なのだよ」
 長老はそう言うと、ロータスの肩を撫で押した。
 焦げ臭いような、硫黄のような不快な匂いが迫っている。
 ドオン、と全身を震わすような響きのあと、ジャスパーが耳を動かしロータスの背を押した。
「すまない、長老」
「謝ることはない、皆には感謝している。必ず無事でいるんだ」
 長老は鉱山夫の肩を抱き、見送った。
 シリウスは頷いて背を向ける。
 ロータスが振り返ると、夕陽のように濃く、重く流れるオレンジ色の濁流が見えてきた。
「祖父上……!」
 長老は最後の瞬間まで皆を見ていた。

 小川の流れに沿ってひたすら下る。
 溶岩は勢いこそないが、空気は燃え喉が熱い。
 木々も根元から燃やされ、折れ始めていた。
 枝が折れて飛び、シリウスの腰をかすめていく。何かが落ちた。
 シリウスは足を止めたが、そこを細い溶岩が迫っていた。
「シリウス!?」
 ロータスが振り返ると、シリウスは剣を抜いて溶岩に突き立てようとした瞬間だった。
「ロータス、取れ!」
 シリウスは剣を溶かしながらも、こぶしほどの大きさのものを溶岩からすくい上げる。
 びゅん、と急速に冷やされた黒い塊。
 ロータスはそれを受け取ると、松明にしていた服で巻いて懐にしまう。
「急げ!」
 声が背中を押す。小川は熱を持ち始めている。
 鷹を追いかけ、そのまま木々の間を抜けていく……獣道は広くなり、やがて林道に出た。
 溶岩は勢いを増しているが、小川もまた、川幅も深さも大きくなっている。
 そこを泳いで渡れば、差し出された手にようやくたどり着く。
 ロータスが顔をあげたそこにいたのは竜人族達だった。

 オニキス達とも合流し、溶岩が川で固まっていくのを見ていた。
「ダイヤモンド山が……」
 噴火したのだ。
 灰が降り始め、熱を吸い込んだ者達の咳が辺りに満ちている。
 暗雲に覆われたような世界の色だ。
「静かの森に」
 と、シリウスは指示を出し、背を向けた。
 水を含んだ衣服も、溶岩の熱ですぐに乾いてしまう。
 犠牲者はどれほどなのか。
 沈んだ空気を背負ったまま、皆歩き出した。

***

 10日かけ、ようやく静かの森にいたる。
 流石にけが人や女子供が一緒だ。移動は困難を極めたが、王国軍がその道のりを護衛してくれたため危険はなかった。
「一体、どういうことなんだ?」
 王国軍兵隊長がそう疑問を投げかける。
 その時現れたのはアゲートだ。
「クーデターが起きたのだ」
「クーデターですと? 王宮が滅びたため、国王陛下をお探ししなければとお達しが……」
「ピオニーは竜人族のスティール、コネクションの女と通じ、私やロータスを暗殺し女王になるつもりだったのだ」
「なんと……」
 ざわざわと、静かの森中に動揺が広がっていく。
「真の敵はピオニー王女殿下だと」
 そんな言葉が満ち始めた時、シリウスとロータスは同時に「違う」と言った。
 全員の目が二人を向く。ロータスは続けた。
「真の敵は私たちの中にあった疑心暗鬼だ。私達にもっと、信頼があれば戦は起きなかった」
「互いに対するものもそうだ。自らに対するものもそうだ。疑いは溝しか産まない。誰が悪いかなど、断定出来るものじゃない。スティールも、ピオニー王女も、常に恐れを抱いていただけだ」
「だが……」
 反論が出そうになったが、ほとんどの者は黙っていた。
 シリウスは流石に疲労を感じ、ふっと息を吐き出す。
「今は皆疲れている。ゆっくり休もう」
 シリウスはその場を離れた。
 湖に足を向ける。
 そういえば、ダイヤモンドをロータスに預けたままだった。

***

 ロータスが屋敷に入ると、クレマチスが出迎えた。
 始めは笑顔で、だがロータスの顔を見ると眉を曇らせる。
「……ロータス」
 クレマチスの手が頬に触れ、撫でた。
 ロータスはようやく深く息することを思いだし、目を閉じて胸いっぱいに空気を取り入れた。
「……祖父上が逝ってしまった」
「おじいさまが?」
「ああ……もっと近くに感じたかった」
 目尻が熱い。
 ロータスはごまかすように目を開き、クレマチスに見せないよう下を向く。
 クレマチスはそれに気づいてか、何も言わずにロータスの背に手を回し、胸元に身を寄せると黙って背を抱きしめた。

 

 

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  • この記事を書いた人

深月カメリア

ライター:深月カメリア 女性特有の病気をきっかけに、性を大切にすることに目覚めたXジェンダー。以来、性に関して大切な精神的、肉体的なアプローチを食事、運動、メンタルケアを通じて発信しています。 Writer:Camellia Mizuki I am an X-gender woman who was awakened to the importance of sexuality by a woman's specific illness. Since then, I've been sharing an essential mind-body approach to sexuality through diet, exercise, and mental health care.”

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